毎月参加している、地元の不登校児保護者のお話会に行った。
ここは、保護者の愚痴と情報交換の場である。
子ども同伴可能なので、いつも、小6娘と小4息子も一緒。
飲食ができるので、子どもたちは
「その飲食目当てだ」
と言っているが、毎回参加しているのは、それだけではない気も。
他に、主催者の小学生のお子さん1人も必ず来る。
子どもたちは皆、ゲームが好きなので、ゲーム機持参で。
保護者達が話に夢中になっている隣で、子どもたちは各々が黙ってゲームをしている。
傍にいる大人から見れば
『せっかく来たのだから、顔見知りもいるのだから、お互い話せばいいのに』
と思う。
だが、そんなことは保護者も言わない。
おそらく、不登校の保護者は、子どもにそういうことをしても、ろくな結果にならないことを身をもって知っているから。
それと、この場で、子どもに指示をしているより、自分の話したいこと、聞きたいことがありすぎて、それどころじゃないというのもあるかも。
そんな感じで放っておいた子どもだが、たいてい、気づくと、離れていた席が近づいていて、喋っている。
今回は、小6娘が、主催者の小学生のお子さんとぴったり椅子を隣にくっつけて、ゲームをしていた。
小6娘は、かなりの人見知りで、集団のなかにいると、俯いて身体が固まり、食事も喉をとおらない。
ここでも、空腹なはずなのに、飲み物を少し口にするだけ。
それが今回は、お菓子を食べながら、ゲーム機片手に、となりのお子さんと話していた。
息子の方は、いつも通り、最初から食べすぎなくらい食べ、いつの通り、腹も満たされて場に慣れると、たくさん話して歓声をあげていた。
対称的な姉弟だが、集まりが終わって、感想を尋ねると、歓声をあげていた息子が
「あの子に気を遣って、楽しくなかった!次回は行かない!」
と言い、1人で俯いていただけにみえた娘が
「楽しかった、また行きたい」
と言う。
そして翌月になると、結局は、息子も娘も一緒にとなる。
親子共々、結局は、そこへ行きたいのだ。