話せども、話せども
女性は、誰かと話して共感を得ることで、ストレスを緩和していく人が多いらしい。
私は、まさしくコレ。
土曜、日曜と、登校拒否児の親が集まる場所2か所に出向き、喋り、うなづき、共感し、共感されること、計7時間やってきた。
今まで、月に1度は、そういう場所に行って、ストレス発散をしてきたのだが、ここ2か月は行けなかった。
これが計7時間となって、あらわれたよう。
土曜日は、地元で知り合った4児不登校&行き渋りの子どもをもつ、肝っ玉母さんが主催の会。
参加者は、同じ、もしくは近隣の市からの、小中学生の母親たち4人。
子ども同伴OKなので、子ども同士がそこで仲良くなる。
子どもたちは持参したゲームで、母親たちは顔を突き合わせて、情報交換と、共感しあってストレス発散をする。
「何でさぁ、学校って、不登校児の存在を隠すの?」
「〇〇小学校は、校長・教頭・不登校児の親で集まる会があるんだって!」
「え~~!?ウチもやってほしい~」
「同じ学校の不登校の親たちと、情報交換したいよね~」
翌日曜は、小4息子が通うフリースクールで、所属生徒、卒業生、保護者、そしてスタッフで集まる会。
随分前から開かれているのは知っていたが、行ったことはなかった。
だが、土曜日に話したりなかったので、こちらは、子どもは家に置いて、1人で参戦。
「若者ばっかり集まっていたら、居づらいなぁ」
と一瞬尻込みしたが、エイヤ!と、会場の扉を開いた。
顔見知りの若いスタッフが出迎えてくれ、先月フリースクールに入ったばかりという、小6の生徒さんと、そのお母さんと話をした。
生徒さんは、私の息子のことを知っているという。
そのうち、若い人は集まってゲームを始め、スタッフと保護者で話し始め。
フリースクールでの子どもの様子を、スタッフが話してくれて、家庭での様子を、逆に教えて、お互いが
「え~!?ウチでは(スクールでは)しませんよぉ」
と笑ったり、驚いたり。
途中、卒業生の1人がデザインしたという小物をみせてもらい
「スゴイ、スゴイ!どうやって作るのぉ?」
「どのくらいの期間かかるのぉ?」
なんて図々しく質問したら、若いその子は俯きながらもポツポツ話してくれた。
その緊張した、でも少し嬉しそうな横顔を見ながら
「この子、頑張っているんだなぁ。道が見つかってよかったなぁ」
と思えた。
奥の部屋では、ゲームをしている若い人の歓声が聞こえ。
さて、次の週末は、猛者たちがいる、フリースクール親の会のミーティング。
今月は、ストレスをためている暇がないわ。