吾輩はズボラなるままに

中3、小6、小4の3児のママです。子ども全員明るく不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

ズボラな親の子ども

朝起きたら、台所で、昼夜逆転歴2年の、中3息子が食事をしていた。

 

以前は、前日の夕食時に彼の分も皿に盛って、冷蔵庫に置いていたが、最近はそんなこともせず。

 

なので、自身で食事を作るようになった。

 

最初は、冷凍されている豚肉を解凍して、自分なりに味付けをして焼いていたが、いつのまにかレパートリーが増えたようで。

 

その日のメニューは、具のない和風パスタ。

 

「え~!?パスタなんて作れたんだ?」

と私が、彼が食べている皿をのぞき込んで言うと

「あぁ、まぁね」

とゲーム機から目を離さないままの返事。

 

しばらくして

「このパスタさ、麺つゆとポン酢で味付けしてみたんだ」

と台所から声がした。

 

「へぇ、そうなんだぁ、美味しかったぁ?」

と私が返すと

「フライパンに残っているから食べていいよ」

と息子の声。

 

麺つゆとポン酢の組み合わせは、息子の大好きな味付けである。

 

「ありがと!朝食にいただくわ」

 

そのあと、また台所にいる息子から

「それからさ、賞味期限切れていたやつ、捨てておいたから!」

 

賞味期限切れ??何かあったかな??

 

詳細を聞いてみると、緊急用・災害用にと別に置いてある、食品のことらしい。

 

そこには、普段の食事には使わないレトルト食品などがあり、冷蔵庫に何もないとか、私が料理を作る気がないときなどに、家族各々がそこの物を使って、食事を作る。

 

たぶん、息子も、和風パスタを作る前に、漁ってみたんだろう。

 

「気が利くねぇ、助かる~!」

と礼を言ったら

「あぁ、まぁ・・」

と中3っぽい返事。

 

結局、私が朝食をとる段になったら、息子の残したパスタは消えていた。

 

息子自身が足りなくて食べてしまったのか、他の弟妹が食べたのか。

 

まぁ、いいや。

 

子どもに、賞味期限切れの食品を処理してもらい、その子は自ら料理をし、楽をさせてもらって、有難い。

 

私のズボラも、たまに良いことがあるなぁと思った朝。

『オレ、大人だから』の朝

『オレ、大人だから』

のフレーズがお気に入りの小4息子。

 

先月から、目覚ましで1人で起きる&自分の分の朝食を作る ことを自らに課し、周囲の予想に反して、それが未だに続いている。

 

『オレ、大人だから』の彼がたてた、朝の行動計画は、次の通り。

午前6時起床。

起床後、居間でのんびりゲーム。

7時過ぎに朝食を作り、食べる。

9時過ぎに家を出て、フリースクールへ。

 

だが、ときどき、6時には起きられずに、目覚まし時計を止めて、ふたたび夢の中なんてことも。

 

今朝がそうだった。

 

それでも『オレ、大人だから』の彼は、6時40分には起きた。

 

起きたはいいが、寝坊したことを、猛烈に悔やみ

「あぁ!!もう~~!まったく何だよ!!」

と、怒りまくる。

 

しかしながら

「何故、起こしてくれなかった?」

と母に責任転嫁しないのは、さすが『オレ、大人だから』

 

さて『オレ、大人だから』の朝食は、トースト、冷やしうどん、豚肉の照り焼き、冷凍食品のチキンナゲットを温めるのどれか。

 

今朝は、あまり食欲がないからと、チキンナゲットを3つ。

 

お腹が満たされ、怒りも収まってきた、午前8時

「お弁当作ってる?」

と、弁当の進捗状況を、手を後ろに組みながら確認し

「昨日のお弁当に入っていたパスタの味が濃かったなぁ」

と母へ反省と成長をうながす『オレ、大人だから』

 

そう言った後に

「ごめんね、急がせちゃったり、料理の文句を言っちゃって」

とフォローも忘れない『オレ、大人だから』

 

そして計画通りに、9時過ぎに家を出て、エレベーター前で手を振り、さらに団地下でも手を振って駅へ向かう『オレ、大人だから』

 

駅へ向かう『オレ、大人だから』に手をふりかえしながら思った。

 

出発まで2時間以上ある時点で、怒るくらいなら迷わず2度寝するがなぁ・・そんな私は『ワタシ、子どもだから』なのだろうなぁ。

 

『オレ、大人だから』

の小4息子、今日も元気いっぱいで何よりだ。

前髪ウィッグ参上

小6娘が、ネットの画面を私に見せながら

「お小遣いで、これが欲しいんだけど・・」

と言ってきた。

 

どれどれと画面をのぞいてみると、そこにあったのは

『前髪ウイッグ 350円』

 

娘は、くせの強い髪質で、前髪もウェーブがかっているので、それが悩みだと言う話は聞いていたが・・前髪ウイッグ・・??

 

画面には、色とりどりのまっすぐな前髪のウィッグがあった。

 

かつらが、ウイッグと呼ばれ、若者たちがオシャレでつけているのは知っていたが、前髪だけのウィッグがあるとは知らなんだ。

 

それも、350円とな。

 

前髪だけなら、そんなもんなのか?

 

そういえば、若者向け雑貨屋で、色とりどりの髪の長いウィッグが、いくつも置いてあった。

 

ウィッグじたいが、若者でも買える手ごろな値段なのかな?

 

どうも、かつら=高価 が染み付いている私には、まだウィッグなんてのは、ハイカラ過ぎる。

 

まぁ、自分のお小遣いで買うと言うなら・・と、ネット画面の購入ボタンをポチリと押した。

 

数日後に送られてきた、前髪ウィッグは、手紙を入れるような茶封筒に入ってきた。

 

娘は、それを封筒から出して、早速に鏡を見ながら

「おでこの上の方で、パチンって留めればいいから楽だよ」

「留めたところが、見えないようにするのが、ちょっとコツがいるかな?」

と、いとも簡単につけた。

 

ウェーブしていた前髪が、なるほど、まっすぐな前髪に大変身。

 

見る人が見たらウィッグだと分かるのかもしれないが、私には分らぬほどに自然だ。

 

最初は、ちょっと訝しんでいたが、私も1度試してみたいかも。

 

オシャレにまるで興味のない、中3兄からは

「そんなのに金出すなんて、オレにはまるで分んねぇ」

と言われたが、キレイな前髪を手に入れ、今や無敵の娘には、そんな言葉はどこ吹く風。

 

オシャレは足元・・いや前髪から??

私、大丈夫かな?

小6娘が、毎週恒例、激安店への食糧買い出しに、今週も付き合ってくれた。

 

その車中、たいてい黙っている娘が、珍しく口を開き

「私、将来、大丈夫かなぁ」

とポツリ。

 

兄弟の先陣を切って、小学2年から不登校の彼女は、ほとんど勉強をしていない。

 

それでも、一昨年くらいまで、ごくたまに教科書を開いたりしていたが、ここ最近はまったく。

 

彼女の学力は、数学でいえば『34-15』みたいな、繰り下がりの引き算ができるかどうか。

 

私の本音を言えば、全然大丈夫じゃない。

言うほど、社会は甘くない。

 

だが、それを言ったところで、今の彼女は勉強する気にならないだろうし、心を追い詰めるだけなので、何が何でもここはお口チャック。

 

もちろん黙っているのも、得策ではないので、娘も顔見知りの、弟の通うフリースクールスタッフや関係者も不登校児だったことを話した。

 

そして

「好きなことを1つでも多く探してみたら?」

と言葉を締めた。

 

その場しのぎというか、問題を後回しにしたというか。

 

でも、私には、それしか言葉が出なかった。

 

娘は、隣で、静かにうなずいていた。

 

数日後、私は、教育学者の講演会を聴きに行った。

 

講演の最後に、質疑応答の時間があり、講演前に質問用紙をもらっていたので、ダメモトで書いて提出してみた。

「将来が不安だと言う不登校児に、先生ならば、何と声を掛けますか?」

 

子どもの背景などを、長々と書いたところで、短時間の質疑応答ではジャマなだけなので、それだけ書いて。

 

それが幸運なことに、読まれた。

 

年齢も背景なども、まったく知らない子どもに対しての、無茶ぶり質問に、その先生はウンウン唸りながらしばらく考えてくれ

「答えにはなっていない、私の勝手な想像の域だが・・」

という前置きのあと

「お願いだから手伝ってくれないか、あなたの力がどうしても必要ですと、その子に頭を下げて、何かを手伝ってもらうことから始めてみるのはどうだろうか?」

「そこから、何かが広がるかもしれない」

と答えてくれた。

 

答えてくれた後も

「いや・・こんな答えじゃないことは分かっているのですが・・」

と、またウンウンと唸りながら、首を傾げたり、天を仰いだり。

 

でも、私は

『今のやり方でいいのかも・・』

と、少し安心できた。

 

こういうの、時折、確認したくなってしまう。

 

今月初めに、娘と一緒にお手伝いに行ったところに、来月また、行きたいと、娘は言っている。

 

reysolharukei.hatenablog.com

 

お手伝いに行った先からも、娘へ伝言を頼まれた。

「あなたの洗ってくれた野菜は、本当にきれいで、あなたの心がこもっていた」

 

娘は、それを聞いて、とても喜んでいた。

 

こんなやり方で、またやっていこう。

めんつゆ麹、自己暗示

丁寧な生活はできないが、丁寧な生活をしている人がしていそうな、麹生活だけを続けている。

 

reysolharukei.hatenablog.com

 

玉ねぎ麹、ニンニク麴、ショウガ麹、酢麹に加え、このたび、麺つゆ(だし醤油)麹に着手した。

 

きっかけは、麺つゆを買うのが面倒になったから。

 

我が家は、麺つゆ2Lを、毎度買っている。

 

2Lもあるのに、その減りが早い。

 

そして、買いに行くとき、2Lは当たり前に重いし、当たり前に1Lより値段が高い。

 

私は、出不精でケチなので、買い物に行かなくて済み、出費が減る手立てを考えた結果、自分で作ればいいじゃないか。

 

・・で、麺つゆ(だし醤油)麹に行きついたわけで。

 

ちなみに、私は出不精でケチのうえに面倒くさがりなので、調べた中で、最も楽で安価な方法を選択。

 

hakkoushoku.jp

 

レシピにはヨーグルトメーカーで作る方法が書かれているが、そんなものは持っていない。

 

持っていたところで、途中何度も混ぜなくてはいけないのは、面倒くさがりの私には無理だから、常温で1日1回混ぜる方法をとった。

 

出来上がりには時間がかかるが、毎日かき混ぜて、発酵していく過程をみるのは楽しい。

 

そして、このかき混ぜるときに大切なのが

『おそらく、この麴で身体がよくなっていくはず』

『麺つゆを次回から買わずに済めば、金も多少は貯まるはず』

と、自分に言い聞かせながら混ぜること。

 

レシピには書かれていない、こういう自己暗示、けっこう大事。

スージーとギー

お隣でのインド人奥さんによる、マンツーマン英語教室が終わり、帰りがけ

「今日の夕食は、何を作るんですか?」

と、つたない英文で、奥さんに尋ねたら、聞いたこともない単語が返ってきた。

 

「スージーという粉を使った料理」

だと言って、粉を見せてくれた。

 

白いきめの細かい、グラニュー糖のような見た目の粉。

 

「丸めて、パンやピザ生地のようにするの?」

と聞いたら、違うと。

 

なんでも、粉を炒めて、簡単な味付けをし、野菜や肉を加えることもなく、味付けされた粉だけを食べるのだと。

 

それは、インドの伝統的料理で、今日の夕食は、それだけだと言う。

 

粉を炒めて食べる??粉のまま??粉だけを??

 

私には、完成形が、まったく見えなかった。

 

ポカンとしている私に、ご夫婦は

「良かったら、それを作るときに見に来ますか?」

と言ってくれて、お言葉に甘えることに。

 

指定された時間に、再びお伺いすると、台所のガスコンロには、中くらいの雪平鍋。

 

そこへドンと入れたのは、お玉1杯のギーと言う、黄色い色をしたインドの油。

 

サラダ油や、ごま油のような液体ではなく、ラードのようなドロリとしたもので、少し甘いような独特な香りがした。

 

弱火でそのギーを溶かし、それから主役の粉スージーを、鍋8分目くらいまで入れる。

 

そこから真っ白いスージーが、きつね色になるまで、つきっきりで炒めること数十分。

 

「この炒めた香りが隣の家に届くまで、炒め続けなさいと言われているんですよ」

と、日本語が堪能なご主人が教えてくれた。

 

「手が痛くなっちゃう」

と笑いながら、ご夫婦で交代しながら炒めていた。

 

そのうち、炒め続ける奥さんの横で

「精製前の黒糖です」

と言って、カヌレのような見た目の黒糖を、ご主人が細かく切り始めた。

 

切ったものを食べさせてもらったら、昔懐かしい素朴な飴玉のような味。

 

それをご飯茶碗1杯ほど、刻む。

 

『この砂糖の量・・かなり甘いぞ。

それに、お玉1杯の油も入れたから、この料理は、油っこいうえに甘いに違いない』

と、この時点で味の予想はついてきた。

 

真っ白だった粉が茶色がかり、そこへカヌレに似た黒糖を入れ、更に粉は茶色くなる。

 

そこに牛乳と、(聞いたが忘れてしまった)何かの調味料、砕いたナッツをいれて完成。

 

見た目は・・1番近いものでいうと、オカラだろうか。

 

出来立てを少し食べさせてもらうと、あれだけ入れた油と砂糖はどこへ消えてしまったのか、さっぱりして、ほのかに甘い程度。

 

甘いのが苦手な私が、もう少し甘味があってもいいかなと思うほどに。

 

いわゆる

『昔懐かしい、素朴な味』

 

今どきのお菓子・食事に比べたら、物足りないが、ついつい手が伸びてしまう。

 

お菓子ほど甘くないがお菓子と言えばお菓子だし、食事にもなり、市販では決して出せない、手作りならではの味だった。

 

「ご家族にもどうぞ」

と、大皿に盛ってくれて、有難く頂戴。

 

帰宅して出すと、夫や子どもも、何となく手が伸び、あっという間になくなった。

 

ただ、この料理名を教えてもらったのだが、思い出せない。

 

新しい言葉を覚えるには、私の頭は、スージーとギーの2つが限界らしい。

 

覚えた言葉は2つだけだったが、それ以上の楽しい時間が頭に刻まれたので、それでよし。

強い風の中

昼夜逆転中の、中3息子が、昼前まで起きていた。

 

その日は風が強く、そのことを何とはなしに、大きな独り言でつぶやいた私に

「え?今、風強いの??」

と、居間にいた息子が、いそいそとベランダへ1人出て行った。

 

時折、ベランダに出ていたのは知っていたが、たいては夜で、夜景を見るのが好きなのだと思ったら

「お兄ちゃんは、風にあたるのが好きなんだよ」

と、小6妹が、何をいまさらというように、私に教えてくれた。

 

5分ほどで部屋に戻った息子は、満足そうだった。

 

それから、息子自身から

「お母さんが言っていた、あのことを考えていたんだ」

 

『あのこと』とは、私の知人の息子さんが家庭内暴力をしているということ。

 

そのことは、また別の知人から、少し前に聞いた。

 

その当事者の知人とは、時折顔を合わせるので、声をかけてみようかと思ったが、数日前に会った時も、何事もないようにふるまっていたのでやめた。

 

相手が隠したがっているのかもしれないことを、心配だからと、こちらから声をかけるのは・・。

 

正解が分からないが、何とも、こういうのは難しい。

 

代わりに、もちろん名前などは全てふせて、この家庭内暴力のことについて、子どもたちそれぞれに意見を聞いてみたのだ。

 

小6娘は

「分からない」

と1言だけ言って、感想も意見も何も言わなかった。

 

小4息子は、いろいろ感想を述べたが

「分からない」

と言葉を締めた。

 

中3息子も、感想を一通り言ってから

「本人と、その親御さんに、できることなら話を聞いてみたい」

と言った。

 

暴れているのは、子どもたちと年齢の近い子だったので、てっきり

「その子の気持ちがわかるよ」

と言い出すかと思ったが、小4・中3息子の感想は、保護者側に立ったものだった。

 

「年齢が近いあなたたちから見て、子どもはどんな気持ちなんだろう?」

と尋ねても、子どもたちは、首をかしげるばかり。

 

風吹くベランダで、そのことを考えていたらしい。

「でも、やっぱり本人たちの口から聞かないことには、分かんないよ」

 

確かに。

 

ところで、外で吹く強い風のなかにいた息子の心には、どんな風が吹いているのかなぁと思ったり。