吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

私、大丈夫かな?

小6娘が、毎週恒例、激安店への食糧買い出しに、今週も付き合ってくれた。

 

その車中、たいてい黙っている娘が、珍しく口を開き

「私、将来、大丈夫かなぁ」

とポツリ。

 

兄弟の先陣を切って、小学2年から不登校の彼女は、ほとんど勉強をしていない。

 

それでも、一昨年くらいまで、ごくたまに教科書を開いたりしていたが、ここ最近はまったく。

 

彼女の学力は、数学でいえば『34-15』みたいな、繰り下がりの引き算ができるかどうか。

 

私の本音を言えば、全然大丈夫じゃない。

言うほど、社会は甘くない。

 

だが、それを言ったところで、今の彼女は勉強する気にならないだろうし、心を追い詰めるだけなので、何が何でもここはお口チャック。

 

もちろん黙っているのも、得策ではないので、娘も顔見知りの、弟の通うフリースクールスタッフや関係者も不登校児だったことを話した。

 

そして

「好きなことを1つでも多く探してみたら?」

と言葉を締めた。

 

その場しのぎというか、問題を後回しにしたというか。

 

でも、私には、それしか言葉が出なかった。

 

娘は、隣で、静かにうなずいていた。

 

数日後、私は、教育学者の講演会を聴きに行った。

 

講演の最後に、質疑応答の時間があり、講演前に質問用紙をもらっていたので、ダメモトで書いて提出してみた。

「将来が不安だと言う不登校児に、先生ならば、何と声を掛けますか?」

 

子どもの背景などを、長々と書いたところで、短時間の質疑応答ではジャマなだけなので、それだけ書いて。

 

それが幸運なことに、読まれた。

 

年齢も背景なども、まったく知らない子どもに対しての、無茶ぶり質問に、その先生はウンウン唸りながらしばらく考えてくれ

「答えにはなっていない、私の勝手な想像の域だが・・」

という前置きのあと

「お願いだから手伝ってくれないか、あなたの力がどうしても必要ですと、その子に頭を下げて、何かを手伝ってもらうことから始めてみるのはどうだろうか?」

「そこから、何かが広がるかもしれない」

と答えてくれた。

 

答えてくれた後も

「いや・・こんな答えじゃないことは分かっているのですが・・」

と、またウンウンと唸りながら、首を傾げたり、天を仰いだり。

 

でも、私は

『今のやり方でいいのかも・・』

と、少し安心できた。

 

こういうの、時折、確認したくなってしまう。

 

今月初めに、娘と一緒にお手伝いに行ったところに、来月また、行きたいと、娘は言っている。

 

reysolharukei.hatenablog.com

 

お手伝いに行った先からも、娘へ伝言を頼まれた。

「あなたの洗ってくれた野菜は、本当にきれいで、あなたの心がこもっていた」

 

娘は、それを聞いて、とても喜んでいた。

 

こんなやり方で、またやっていこう。