吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

小6娘の4月

小6の娘、朝、小学校に挨拶だけ行くことをしていたが、それも1か月ほどでやめた。

 

reysolharukei.hatenablog.com

 

今は、週に1度放課後に、30分ほど、生徒のいなくなった学校に行く。

 

放課後、誰もいない教室で、担任の先生と、先生が用意してくれた、木版画制作をするのだ。

 

私は、その間、教室のすみで、座って待っている。

 

娘は、木版画制作が、とても気に入って、その時間を楽しみにしている。

 

板を、彫刻刀で彫ることが楽しいのだと言う。

 

担任の先生は、小学校最後の1年だから、娘に小学校での思い出を、少しでも多く作ってほしいと思っている。

 

「1泊2日の修学旅行に行ってみない?」

と、この前、先生は、娘に尋ねた。

 

「お母さんと一緒に来ていいよ」

「ホテルも、生徒と一緒でなくていいよ」

「団体行動も行きたい場所だけ、お母さんと来ていいよ」

先生は、娘にそう言ってくれた。

 

かなりの役員待遇である。

 

しかし、娘は、黙って俯いていた。

 

この修学旅行の話は、少し前にも聞いていたが、娘は乗り気ではなかったのを、私は知っている。

 

さて、それを先生に自分で言えるかどうか。

 

「来週まで、考えてみてくれる?」

先生がそう言ったとき、娘が俯いたまま、首を横に振った。

 

「(修学旅行には)行きたくない?」

先生がそう言うと、娘は俯いたまま、首を縦にしっかり振った。

 

その後に尋ねられた、卒業アルバムの写真撮影にも、娘は首を横に振った。

 

娘が、小学校の行事の思い出を何もいらないというのは、ちょっと寂しい気もしたが、それより、自分の意思を、自分で先生に伝えられたことが、私は嬉しかった。

 

彼女の小学校の思い出は、たぶん、今。

 

この放課後なのだろう。

 

ホント、うちは、人とは違う道を進む子どもたちだ。

 

この先、どうなることやら・・もうこれは、楽しみじゃないか。