先日、小6娘が放課後に登校したときに、担任の先生と、クリスマスリースを作った。
上手くできたので、玄関にでも飾ろうかとなり、そういえば去年飾ったクリスマスリースも、ついでに飾ろうと。
棚をゴソゴソ探していたら、クリスマスリースが3つも出てきた。
それも全て、手作りのものが。
要は、計4つの手作りクリスマスリースが、我が家に存在するわけで。
1つ1つ手に取って思い出してみると、4年前に、ここに引っ越してきて以来、毎年1つずつクリスマスリースを作っていた。
4つのうちの3つは、娘が、学校、公民館、近所のショッピングモールで作ったもの。
そして最後の1つは、ここに引っ越してきて最初の年に、私が作ったもの。
自慢ではないが、私は手作業が大・大・大の苦手である。
それでも作ったのは、小4息子が、当時、幼稚園年長だったとき。
息子は、引っ越し前、あれだけ愛してやまなかった幼稚園を、転園したとたん、断固拒否。
先生たちが
「クラスがイヤなら、園庭で遊ぶだけでも、空いている教室で工作をしてもいいから、いつでもおいで」
と言ってくれ、ときどき、皆が教室にいる中、親子で、園庭や空き教室で遊んだりしていた。
その幼稚園では、毎年親子でクリスマスリースを作る行事があった。
リースの元となるツルも、買ってくるのではなく、自然のものを探してくるようにとのお達し。
結局、他の親たちは皆、素知らぬ顔で、市販の円形リースを購入していた。
だが、私は、転園してすぐに息子が登園拒否となり、他の母親とコミュニケーションをとる暇などなく知らなかった。
困って、我が家の、優しいマンションの管理人さんに
「このあたりに、ツルはないものか?」
と尋ねると、マンションの敷地に、既に枯れているツル植物があるから、それを切って構わないという。
天の助けと、喜び勇んで、言われた場所に行ってみると、確かに、リースにするには、いい具合のツルがあった。
結局、その行事には不参加だったが、先生から熱心に
「家でリースを、お子さんと一緒に作って持参してくれたら、他の生徒同様に飾りますから」
と、リースに飾る小物を渡されて、引っ込みがつかなくなり、作ったのだった。
もちろん、息子は作るはずもなく。
「えぇ~いい!!ままよ!!」
と、切ってきたツルを無理やりまとめて、赤いリボンをグルングルンと巻き付け
「もうこれで、終わりでいっかぁ!!」
という私に、手作業大好きな、当時小2娘が見かねて、松ぼっくりや、小さな綿などの小物を
「この辺につけてみたらどうか」
と、アドバイスをくれた。
そんなリースを含めた4つを、我が家のあちこちに、小6娘が飾ってくれた。
手作業は大の苦手だが、こういう思い出はいい。
1週間限定の、にわかクリスチャンになった我が家。