我が家の子ども達は、携帯電話を持っていない。
中3息子・小6娘は、ほとんど自宅から出ないので必要ない。
フリースクールに通う小4息子にしても、私が送迎している分には必要ない。
ところが、小4息子が、フリースクールへ、電車で1人で通いたいと言い出し、それに伴い、初めて、携帯電話を持たせることにした。
携帯電話を初めて持つのが、こともあろうに、末っ子ということで、機嫌を悪くしたのは、小6娘。
自分に携帯は不必要だということも、弟が、必要だということも分かる。
だけど、分かっているけれど、弟が買うなら、私だってほしい・・。
言葉に出さないが、そんな気持ちが、ふくれっ面と反抗的態度によって外にダダ洩れ。
中3息子は、娘とは反対に、自宅のPCで満足しているから携帯なぞはいらないと、しれっと頑なに拒否。
私は自慢ではないが、ケチである。
そうなんだ、携帯電話というのは、買っただけでは済まない。
維持費がかかるのだ。
大事なことなので2度言ってみるが、私はケチである。
そのケチが、悩んだ。
携帯ショップで小4息子の分を契約しながらも、これでいいのか考えた。
考えた末に、清水の舞台からスカイダイビング。
もう1台、携帯を買うことにした。
現状どうあれ、兄姉弟間で、差をつけるのはいけないという結論に達したから。
中3息子は、やはり頑なに、携帯はいらないと言うので、それは小6娘のものに。
娘は小躍りして喜んだ。
しかし、今どきの子供用の携帯というのは、やたら厳しい規制がかかっており、何かする度に、親の携帯からの承認やら、パスワードやらが必要で。
使い勝手が思ったほどよくないと感じているらしいが、それでも嬉しそう。
中3息子の『いらない』は、果たして本音なのか、親の懐を心配してのことなのかは、様子を見ることにしよう。
こうして、我が家も遅ればせながら、子どもが携帯電話を持つという、新たなステージへ上ったわけで。
まっ、そんな大げさなことでもないのだけどね。