吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

苦手な水族館に行く理由

小4息子が通っているフリースクールは、ほぼ毎日、生徒たちが決めた、何かしらの大小のイベントがある。

 

例えば、

水遊びをしよう!

親子丼を作ろう!

スカイツリーへ行こう!

マリオカートをしよう!

木刀を作ろう!

商店街に昼ご飯を買いに行こう!

などなど。

 

各イベントへの参加するしないは、生徒本人の選択。

 

今月は「水族館へ行こう!」という日があった。

 

生き物全般が苦手な息子のこと、絶対に行かないだろうと思っていたら、月の予定表が渡されたときから「行く!」と。

 

珍しいこともあるものだ。

 

当日は、お昼ご飯は水族館内で済ますので、いつもの弁当箱の代わりに、交通費とお昼代の入った財布をリュックに入れて、いそいそとフリースクールへ。

 

夕方、フリースクールへ迎えに行くと

「疲れた・・」

と言って、水族館の感想も言わずに、車の中で寝てしまった。

 

帰宅して、少し元気になった夕飯前

「実は、お土産買ってきたんだよね!」

と、リュックの中から四角い箱を取り出した。

 

魚や貝殻の模様が描かれた箱の中身は、パイ生地のお菓子。

「17枚あるって後ろのシールに書いてあったから、これならみんなケンカしない数だと思ってさ!」

 

ちょっと、鼻をうごめかして、小4息子が説明。

 

夕食後にお土産のパイ菓子を食べながら、水族館の話を息子に聞くが、どうも口が重たい。

 

ようやくに、でてきた言葉は

「昼食で食べたカレーがおいしかった」

「Aさんは、ペンギンが好きなんだ」

 

Aさんというのは、最近、息子が仲良くしている子。

 

フリースクールは、年上ばかりで、それはそれで楽しいのだが、年の近い仲良しを、息子はずっと欲しがっていた。

 

フリースクール3年目にして、ようやくできた心を許す、年のちかい仲良しがAさんなのだ。

 

そのAさんが、この水族館へ行くというイベントの発案者らしい。

 

なるほど。

今回、苦手な水族館へ行った謎が、とけた。

 

後日、水族館に同行したフリースクールスタッフから

「息子さん、魚の水槽は、だいぶ離れて見ていましたが、Aさんの好きなペンギンは、2人で、はしゃいで見ていましたよ」

「ペンギン以外の水槽は、外見がグロテスクな生き物は、Aさんが "(息子くん!)見ない方がいいよ!”と声をかけたりして」

と。

 

そういやぁ、息子、ペンギンが主人公のアニメDVDは喜んでみていたから、耐性があったのかな??

 

そういやぁ、私も、友達に会いに、学校に行っていたなぁ。

 

規則が厳しい、あの教科嫌い、あれがうまくいかない、これが・・そんなことも、友達がいたから、友達の隣にいる間に、何となく乗り越えていた気がする。

 

来月のフリースクール予定表には「うどんと冷奴を食べよう!」というのがある。

 

どうやら、息子がうどんを、Aさんが冷奴を食べたいと提案して、実現したらしい。

 

また、来月も楽しみだね。息子くん。