吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

違う、違う、そうじゃ、そうじゃなぁぁいぃ

久しぶりに、大阪へ行った。

 

大阪は、何度か行ったことがあるけれど、ほぼ観光をしたことがなく、街がわからない。

 

いつも「間違えぬよう」「遅刻せぬよう」と電車乗り換えアプリやら、地図アプリと、にらめっこし、同行者に気を配り。

 

外の景色をみる余裕すらなかった。

 

しかし今回は、日帰りとはいえ、心には余裕があり、初めて大阪の景色を、ゆっくりとみられた。

 

新大阪駅から、電車に乗っていると、次の駅が「はなてん」だとアナウンスが聞こえた。

 

二人掛の窓側席から、ぼんやりと、外を眺めながら、はなてん…漢字では花店か?花展か?いや…華…天??

 

その辺りは、見事な、天国のような、天に通じるような花畑があったとか?

大きな花市場があった?

華道家が多く住んでいたとか?

いや、地元では有名な、花にまつわる悲恋物語とか?

 

どちらにしても、花に由来した地名に違いない。

 

大阪は、商人の街・笑いの街と言われて雑多な印象だったが、花にまつわる、こんなステキな名前の駅があったとは。

 

何だかんだ言っても、お隣は、京都。

 

お笑いだの、たこ焼きだのという、庶民文化に埋もれながら、雅な文化も、こうやってあるんじゃないか。

 

これは、はなてんの駅に到着したら、是非とも、駅の看板の文字を確認しなくては。

 

窓の外を眺めながら、次の「はなてん」の駅を、少しドキドキしながら待っていた。

 

子どものころ、電車に乗ると、いつも妹と並んで外を眺め、駅の名前をみてはしゃぎ、到着駅はまだかと、何度も親に尋ねたっけ。

 

そんな昔のことをも思い出したりしているうちに「はなてん」に着いた。

 

はたして・・駅の看板は!!!

 

「放出」と書いてあった。

 

何度も確認した。

 

「はなてん」は、次の駅の間違いではなかろうか。

 

違う、ここだ。

 

「はなてん」は、漢字で書くと「放出」

 

「放」と「出」で「はなてん」

 

分かる。確かに、読めないことはない。

 

でも、でも、でも、「花」じゃない「華」でもない。

 

「店」でも「展」でも「天」でもない。

 

勝手に、確信に近い期待をもち、そう、勝手に頭がお花畑になっていたのは、私なのだ。

 

分かっている。

 

しかしながら、茫然自失とは、このことよ。

 

放出駅から動き出した電車内で、鈴木雅之氏の曲が、私の頭の中をまわった。

 

放出の名前の由来にも、花にまつわるものは、残念ながらなかった。

 

日本語・・ムズカシイある。

 

ja.m.wikipedia.org