吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

原宿竹下通り

小5娘が、YouTubeをみて「原宿竹下通りに行ってみたい!」とリクエストしてきた。

 

はて、私が竹下通りに最後に行ったのはいつだったろう。

 

思い出せない。

 

思い出せないまま、その日、小5娘と小3息子と私は、竹下通りに降り立った。

 

原宿駅改札を出ると、あの細い道と、ごったがえす人が、すぐに目に飛び込む。

 

そうそう、あれだ、あれ、あれ、竹下通り。

 

おや、改札前の信号機が、新しい。

 

竹下通り入口に、あんな大きな飾りはあったかな?

 

子どもたちに、迷子にならぬようにと注意して、いざ。

 

おや?何か、こぎれいになっている?

 

屋台が、露店が、ない。

 

私の頭の中の竹下通りは、左右に小さな店がギッシリあり、

 

その店の前には、アイドル生写真売りの人と、キッチンカーのような小さなクレープ屋が交互にあった。

 

更に、アイドル生写真を熱心に眺める人、クレープを買う列も。

 

だから、ただでさえ狭い通りは、人の間を、ぬうようにしなければ前に進めない。

 

それが、竹下通りだったはず。

 

だが、只今は、令和の時代。

 

アイドル生写真を道で売っている人はおらず…というか、どこに行ったのか?

 

クレープ屋は、きちんと建物内に入居。

 

あの頃、前後左右にいた、宇宙から来たのかと思うような服や、髪型のお兄さんお姉さんもいない。

 

代わりに、外国語がよく聞こえる。

 

そりゃ、令和の時代に、生写真と露店のクレープもないか。

 

小5娘は、YouTuberが食べていたという、お目当てのいちご飴を、小3息子はクレープを食べ、ご満悦。

 

なるほど、通りの端っこで立ったまま食べるのは、昔も今も変わらずね。

 

そうやって、キャラクターショップや、雑貨屋をのぞき、親子共々、まさに足が棒になったころ、帰りの電車に乗った。

 

小5娘は、再度訪問を熱望。

 

小3息子は、クレープ目当てに鳩が近づいてきたから、もうイヤだと。

 

息子は、動物が大の苦手なのだ。

 

原宿は、今も確かに若者の街だが「時代の最新発信元とは、ココのことさ!」とキバをむいて息巻いていた頃とは違っていた。

 

代わりに、誰でも受け入れる度量が深くなったというか。

 

どちらがよいかは分からないが、親となった身からすると、今の方がいいなぁ。

 

私の青春の思い出の街が、今度は娘たちに引き継がれるのも、いいなぁ。