吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

初詣

ギリギリ松の内という日、小5娘と初詣に行った。

 

そこは、この辺りでは、有名な初詣スポット。

 

その日は、小3息子も、フリースクールの人たちと、同じ場所に初詣に行くことになっていた。

 

初めのうち娘は、現地でフリースクールの人たちと、会うのではないか、どう思われるか、声をかけられたらどうしようと、人見知りを発動して、行くのを嫌がった。

 

しかし、正月中、ほぼ家にいたため退屈したようで、結局は行きたい!と。

 

当日は、晴天に恵まれ、気温もほどよく、風もなく、絶好の初詣日和。

 

最寄り駅の駐車場に車をおき、駅からのびる参道を、娘と2人歩く。

 

道の両側には、お店が並び、その前には、いい匂いの屋台もギッシリ。

 

車両通行止めになっているし、人通りもまぁまぁ、のんびり右に左に首を振りながら歩く。

 

途中、和風雑貨屋に立ち寄った。

 

こういう買い物は、女同士がいい。

 

これが、夫や息子が一緒なら

「そんなものより、屋台のたこ焼きを・・」

となったろう。

 

女2人で、店内を、これが可愛い、値段はどうか、あっちの棚も見てみようと言いながら。

 

結局は、最初に2人で目についた、箸に決めた。

 

家族全員分の干支のついた箸。

 

「喜んでくれるかなぁ?」

弟たちに会うのではないかと心配していた娘は、買った箸を手に、ニコニコしていた。

 

お参りもして、また違う参道を歩いていたら、息子とフリースクールの一団が、屋台の前にいた。

 

娘は、私の後ろに隠れたが、フリースクールの人たちは、屋台の食べ物やら、周りに夢中で、こちらに気付いた様子もない。

 

息子に手を振ったら「おうっ」という感じで、一瞬目線を、こちらに向けただけ。

 

「外で家族に会うと、恥ずかしい年ごろになったのかしら?」

「やだぁ、カッコつけちゃって~!」

と、娘とクスクス笑いながら、息子たちの前を通り過ぎた。

 

少し遅い昼食は、参道から1本入ったところにあった、イタリアンレストランへ。

 

屋台で済ませてもよかったが、私が、腰をおろして、ゆっくり食事をしたかった。

 

年なのだなぁ。

 

写真のない、文字だけのメニューを渡され、娘は戸惑い、母も

「ここは、ファミレスじゃないから」

と小声で言う。

 

結局、聞きなれない名前のパスタと、たぶんこんな感じなのかな?というピザを注文。

 

ちょっと冒険?虚栄を張った?ピザとパスタは、当たりの味だった。

 

「美味しい!でも、お兄ちゃんと弟は食べないね」

「お父さんも、この味は無理かなぁ」

「美味しいのにねぇ」

 

遅い昼食を食べ終わった頃には、少し日が傾いていた。

 

参道にまた戻ると、猿回をしていた。

 

娘と2人、お猿の芸に、そばにいたお姉さんの話術に笑い、手を叩いた。

 

夕日と娘の笑顔と。

 

いい初詣だった。