吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

怒ったカラスが、もう…

夕方、小3息子のフリースクールの迎えのために、近くの駐車場にいると、携帯電話が鳴った。

 

この時間の電話は、やっぱり、あれだよなぁ。

 

「息子さんがフリースクールから帰りたくないと、ごねています」

これしかない。

 

そう思って、携帯にでてみると、予感的中!大当たり!!ビンゴ!!!

 

前回は

「眠いから、フリースクールでこのまま寝ていたい」

だった。

 

reysolharukei.hatenablog.com

 

さて、今回は・・と思いながら、雨が降る中、車を出た。

 

フリースクールの扉を開けると、仏頂面でソファーにいる息子と、それをなだめるスタッフ2名。

 

あぁ、今日は起きていたか。

 

やれやれ、今日は起きているだけ、まだマシかも。

 

今回の帰りたくない理由は、自宅で、中2の兄と会いたくないから。

 

息子には、以前の嫌な記憶を思い出すと、それを払拭できず、機嫌が悪くなるクセがある。

 

「アイツ(兄)が、オレの悪口ばっかり言うんだ!」

「オレのおもちゃを”ダセェ”って言った!」

 

それは、2~3日前の喧嘩、いや、数か月以上前の喧嘩のときのことなのだったはず。

 

それを、自ら、どんどん記憶から引っ張り出してきては、どんどんどんどん不機嫌になっている。

 

こういうときは、下手に話を聞くよりも、放っておくと、そのうち機嫌を自分でなおすのだが、フリースクール閉室時間が過ぎており、放っておく時間がない。

 

「オレ、ここにいる!帰らない!」

「みんな帰ってもいい!1人でも大丈夫!怖くないもん!」

 

フリースクールのスタッフが、息子の、こんがらがっている心の糸を1本ずつ、ほぐしていこうと

「何が1番嫌なの?」

「どうしたら、納得できる?」

と丁寧に尋ねてくれるが、結局は

「帰らない!!」

の、ふりだしに戻るというのを繰り返す。

 

1時間ほど粘り、兄を部屋に閉じ込めておくのならというのに、私が承諾し、帰宅することに。

 

もちろん、承諾は嘘だが、ここは仕方ない。

 

車に乗っても

「アイツを部屋に閉じ込めなきゃ、オレは家に帰らない!!!」

と叫び散らし、それは家のエレベーターに着いても収まらず。

 

これが、家に入っても続くか・・と、内心うんざりしていたら、家にいた兄を見た途端

「ただいまぁ~!あっ、ねぇねぇ、あのゲームのさぁ・・」

と、穏やかに、自ら兄に話しかける。

 

呆気にとられるとは、まさに、このことよ。

 

あれから10日、何事もなかったように、兄と接している。

 

我慢を、心の底に押し殺しているようにも見えない。

 

本人に聞くと、ケロッとして

「そうなったら、自分で(兄に)言うよ」

「自分が、部屋に閉じこもればいいんだ」

と。

 

それにしても、あの日の家に着いてからの変わりようは・・。

 

あの日、仏頂面で目も合わせない息子を覗き込むようにして話してくれていた、フリースクールスタッフの方に見せたかったよ。

 

こういうのも、いつか笑い話になるかなぁ。