吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

ある日の、夕飯での話

小3息子と、中2息子が、ケンカをした。

 

正しくは、小3が中2にケンカをふっかけたというべきか。

 

原因は、夕飯に出した、我が子3人に人気の、手羽元の煮込み。

 

「子ども」「大好物のおかず」「ケンカ」ときたら、もう察しはつくだろう。

 

そう、

「お前の方がオレより、おかずが多い!ズルイ!」

それ、それ。

 

確かに、その日の手羽元の煮込みの量は、いつもより少なかった。

 

だが、その分、副菜を多くしたので、それなりにお腹にたまるだろうと思ったが、甘かった。

 

「おかわりは、出されたものを、まずは全て食べてから」

というのが、我が家のルール。

 

中2息子は、サッサと全て食べ終え、おかわりをしようと、手羽元の残っている台所へ。

 

小5娘は、おかわりは、いらないと言った。

 

その代わり、小3息子が

「オレも食べるから、残しとけよ!!」

「沢山取ったら、承知しないからな!!」

兄に向かって、一丁前に吠える。

 

しかし、吠えている当人は、まだ嫌いな副菜に手こずっている。

 

中2息子は、残っている手羽元を、弟の分と、自分との2つに分け、それぞれの皿に入れた。

 

誰もが、正解と思う行動だったが、小3息子だけは違った。

 

「何で、お前が手羽元を分けるんだぁ!!」

「お前が分けたら、オレの分を、絶対に少なくするだろう!!」

「分けるのは、オレがやるんだぁ!!」

夕飯を並べたテーブルを、バンバン叩いて、泣いて猛抗議。

 

抗議を受けた中2兄は、呆れ顔で

「そうは言っても、お前は、まだ食べ終わってないだろう?」

「おかわりの資格は、ないんだよ」

 

しかし、ヒートアップした弟の耳には届かない。

「オレは、自分で、手羽元を取りたかったぁぁ!!」

「バカぁぁ!!」

「お前が、全部悪いんだぁぁ」

 

そのうち冷静だった兄も、ヒートアップ。

「お前、おかわりの資格がねぇの!」

「それでも、お前の分を取っておいてやったんだよ!」

「バカはお前だ!」

 

そんなケンカの中、娘と、私の女性2人は、何をしていたって?

 

男2人がギャンギャン言っている隣で、女2人、知らん顔を決めこんで、携帯や、ゲーム片手に、ゆっくり食休み。

 

「仲裁?するわけないよ~」

「あと1時間後には、このケンカも終わるし」

そう思っていたと、娘が後から話してくれた。

 

あら、以心伝心。

私も、そう思っていた。

 

1時間後、男たちはケロリとしていた。

 

ほらね。