吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

公園で

小3息子は、昨秋から、夕方にフリースクールが終わると、毎日、その隣の公園で1~2時間遊ぶようになった。

 

その間、息子を迎えにきた私は、公園の目の前の駐車場で、ひたすら帰りを待っている。

 

ひたすら待っていると言っても、こうやってブログを書ける、1日で唯一の1人の時間でもあり、私にとっても悪くないのだ。

 

今までも、息子はこの公園で、何度か遊ぶことはあったが、長くても20分ほど。

 

そして、いつも、ちょっと寂しそうに、膨れっ面をして、私のいる車に戻ってきた。

 

寂しい膨れっ面なのは、友達がいないから。

 

公園で遊ぶ、息子と同年代の小学生の子どもには、たいてい友だちがいる。

 

公園へは、近隣の子どもが来ているから、同じ小学校だったり、近所の顔見知りだったりだから、当然である。

 

息子のように、車で30分かかる場所から来るような子どもは、公園にはいない。

 

同じフリースクールに通う子は、その公園では遊ばない。

 

公園にいても、自分に誰も声をかけてはくれないし、勿論、自分からも声をかける勇気もない。

 

遊びたいのに遊べない。

 

そんなもどかしさが、イライラが、寂しい膨れっ面になるのだ。

 

ところが、昨秋から

「1人で、公園にいても楽しいんだよ!」

と、なかなか車に戻ってこない。

 

心配して見に行くと、大勢の子どもが遊ぶ中、息子は1人でブランコをこいで、1人で滑り台にいて、1人で砂場の隅に立っていた。

 

何が楽しいのか、端でみている私には、分からない。

 

でも、非常に満足そうに、息子は戻ってくる。

 

そんなことを続けること、3か月。

 

その日は、やってきた。

 

息子に、念願の友だちが出来た。

 

その日は、いつにもまして、戻りが遅かった。

 

公園に行ってみると、、真っ暗な中、キャーキャー笑いながら、駆け回る子ども数人の影が。

 

その中に、息子もいた。

 

同年代の子どもとの、あんなに楽しそうな姿は、随分と久しぶりだった。

 

黙って、また、駐車場へ引き返した。

 

そして、今日も息子は1度、車に戻ってきたが

「友だちとゲーム機で遊ぶんだ!」

と、車内に置いた、自分のリュックの中からゲーム機を取り出し、また公園へ走っていった。

 

やっぱり満足そうに。