小4息子は平日、フリースクールに通っている。
小1から通い始め、最初は慣れなかったが、今や彼にとっては、なくてはならない場所。
だから、ほぼ皆勤賞。
その大好きなフリースクールを、発熱で、月曜・火曜と2日休んだ。
元気で食欲もあるのだが、熱が、37度超から、あともう1歩のところで下がりきらない。
フリースクールを休んだのは2日だが、その前の土曜から、発熱があったので、土・日・月・火曜と、計4日家にいたことになる。
火曜には、もうほぼ大丈夫かなとは思ったが、念のためのお休み。
火曜の夜、息子から
「明日は、何が何でも、フリースクールに行くからな!!!」
と宣言があった。
私は
「明日の体調を見て決めよう」
と返事をした。
行けるだろうと思うが、少し咳が残っていて、身体は100%万全ではない。
戻ったと思った体調が、ぶり返すなんてことは、よくあること。
そんな状態で
「いいよ!明日は行こう!」
と息子をその気にさせ、当日になって無理ですとなったら・・。
普段から、自分の思い描いた計画からずれると、怒りが止まらなくなる息子のこと、どうなるかは目に見えていた。
しかし、時すでに遅し。
息子の頭の中には
『明日、フリースクールに行く』
という計画が、ハッキリクッキリバッチリ描かれてしまっていたものだから、怒る、怒る。
こちらの理由を話しても、全く聞く耳持たず。
「何が何でも行くのだ!!!」
と叫ぶ息子。
「いや、だから、明日のあなたの体調しだい」
と譲らない私。
そのやりとりが、3時間。
就寝時間となり、私と隣同士で寝ている布団に入っても
「絶対、行くんだからな!!」
と言いながら眠りについた。
翌朝、息子は起きるなり、体温計をひっつかみ、自ら体温測定。
そして体温計に表示された数字を、私に見せにきた。
本人は、どこがセーフでどこがアウトの数値なのかわからない。
「ふん!!どうせ、今日も休めって言うんだろ!!」
と、居間に置いてある毛布に頭からすっぽりとくるまり、諦めムード。
体温計の数値は、平熱。
「今日、行けるよ!」
と、毛布に向かって言うと
「え・・別にいいよぉ、行かなくてぇ」
と予想外の返事。
それから
「じゃ・・じゃあ行くぅ」
と、ちょっときまり悪そうに続けた。
「そこまでして行きたい場所ができて、キミは本当に幸せ者だよ」
そう言ったら、息子は、へへへと笑った。
ねぇ、息子君、あなたは本当に幸せ者なんだよ。よかったね。