吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

いってらっしゃい と おかえり

小6娘が、片道5分のところにある、100均店に、1人でイヤホンを買いに行った。

 

普通ならば、それがどうしたという話だが、娘に関しては、大ニュースである。

 

なぜなら、彼女は、1人で行動することが、ほぼないから。

 

出かけるときは、もちろん私と一緒。

 

イヤホンだって、過去にも買ったが、私がいつも付いていった。

 

入浴も私とでなければ入らない。

 

寝室も、私と娘、小4息子が川の字で寝ており、寝始めるときは手をつながないと眠れない。

 

だから、もちろん就寝時間も、私と一緒。

 

一昨年くらいまで、私が外出の際には、どんなに近くであっても一緒についてきた。

 

今は、だれか家にいるならば、留守番ができるようになったが、私が外出するときは

「どこに行くの?」

「何時に帰ってくるの?」

「早く帰ってきてね」

「絶対に気を付けるんだよ、周りをよく見て、絶対に気を付けて」

どっちが親だかわからない文言で、毎回、玄関で見送ってくれる。

 

嬉しいのだが、時折、思春期に親がうっとおしかった時分がよみがえる私は、親不孝ならぬ、子不幸だろうか。

 

で、そんな娘が、その日、私が昼過ぎに帰宅すると、部屋着から着替えて髪をとかしていた。

 

「どこかにお出かけ?」

そう尋ねると

「100均に!イヤホンの片方がよく聴こえないの」

と。

 

帰宅したばかりの私だが、100均店近くの郵便局へ、またすぐに出掛けるので

「一緒に行く?」

と聞いたら

「う~ん・・、お小遣いが足りるか、確認しなきゃいけないし・・だから後で1人で行く」

と断られた。

 

お小遣いの確認をするなんて、とってつけたような言い訳をしてまでも、今回は1人で行きたいよう。

 

とても驚いたが、知らぬふりをして、私は、そのまま郵便局へ出かけた。

 

今年の春にも、急に近所のコンビニに出かけたことがあったが、娘1人での外出はそれ以来。

 

たまに、彼女には驚かされるんだよな。

 

郵便局から帰ると、ちょうど娘が出かけるところだった。

 

「いってらっしゃい。気を付けて。楽しんでおいで」

と送り出した。

 

30分ほどして帰宅した娘に

「おかえり」

と出迎えた。

 

子どもに

「いってらっしゃい」

「おかえり」

が言えるって、いいなぁって感じた日のこと。