吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

中学卒業

中3息子が、場所も知らない、先生や生徒の顔も声もしらない中学校を卒業した。

 

夕方、学校の応接室で、学年主任と担任から私は卒業証書を代わりに受け取った。

 

私は、それっぽいスーツを着たんだよ。

 

胸元には、彼が小学校卒業以来つけていない、コサージュだってつけちゃったし。

 

それっぽい、カバンだって持っちゃった。

 

いつも通りの5分メイクだけど、化粧もしたさ。

 

着飾って行ったけど、校門をくぐってから出るまで、10分かからなかったよ。

 

着飾った夕暮れの帰り道、コンビニで使える電子マネーがあるのを思い出した。

 

この電子マネーは、少し前に県から不登校児と保護者に、任意のアンケートが届いて、それに答えてもらったもの。

 

1500円分ある。

 

「よし、使うなら、今日だ!」

コンビニへ、レッツゴー!

 

まずは、最近飲んでいなかったお酒をカゴに入れて、子どもと私のお菓子も買おう、それから、それから…。

 

電子マネー分くらいにおさめたつもりが、会計してみたら500円オーバー。嗚呼。

 

自宅の玄関を開けて

「ごめ~ん!今日、疲れた!夕食、作りたくな~い!お菓子買ってきた!」

「冷蔵庫にお刺身あるから、食べたい人は、3等分に分けて!」

と、子どもたちに向かって叫ぶ。

 

化粧を落として、着なれない服も脱ぎ捨て、お酒とスナック菓子の袋を開ける。

 

子どもたちも集まってきて

「何買ってきたのぉ?」

とリサイクルバックの中を覗き込む。

 

久しぶりのお酒は、缶1本で頭痛がした。

 

子どもたちは、刺身を切るのに、3人でまな板を囲んであれやこれや。

 

すし飯を作るのに、3人で、あれやこれや。

 

これまでの経験から

『今日の母親は頼りにならない』

と、完全にみかぎっている。

 

あなたたちの親なんて、そんなもんよ。

 

どんどん、みかぎっちゃって。

 

それでいい、それでいい、の我が家の卒業式の日。