吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

台所で食事をする遺伝子

中3息子が、1年くらい前から、台所に椅子をもってきて、食事をするようになった。

 

数日前から、朝食を自分の分だけ作るようになった、小4息子も同じように、台所で朝食をとるように。

 

この台所での食事は、もともとは、私がしていたもの。

 

4~5年前、私は1人の時間が無性に欲しており、それは叶うところまで来ていた。

 

そのころ、末っ子が幼稚園入園、真ん中の娘が小学校入学の年。

 

これでようやくに1人の時間が取れるはずが、入学後まもなく娘の登校の行き渋りが始まった。

 

その翌年に、夫の異動で転校したら、あれよあれよと3人全員不登校

 

乳幼児期を経て、指折り数えて、ようやくに1人の時間が持てるという目論みは、またたく間に頓挫したわけで。

 

当時小5の息子はそうでもなかったが、当時小2の娘と幼稚園の息子は、私にべったりだった。

 

食事を3食作って一緒に食べ、入浴も、寝室も、就寝時間も、起床時間も、どんなに近くの外出も、24時間いつでもどこでも一緒。

 

「お母さん、どこにいくの?一緒に行く」

「お母さん、一緒に遊ぼうよ」

「お母さんが寝ないなら、寝ない」

「お母さん、どうして居間で休憩しないの?こっちに来てよ」

「お母さん、トイレ長くない?どうしたの?早く来てよ」

 

私は息が詰まりそうだった・・というか、詰まっていた。

 

そこで1人の時間を捻出したのが、台所での食事。

 

目の前の居間には、食事をしながら、テレビに夢中の子どもたち。

 

テレビに子守をさせている間に、私は台所の作業台を机代わりに、折りたたみいすを持ってくる。

 

そして、保存容器に入ったままのおかずを、雑に並べて、保存容器に直に箸をつっこんで食べた。

 

親子共々に躾も行儀もなっていないが、それが当時の私のなによりもの至福の時間。

 

あれから、子どもたちは少しずつ親から離れ、私も精神的に強くなったのか、タガが外れたのか、もうあの頃のようなことはない。

 

だけど、台所からの食事を卒業した私に代わり、なぜか息子2人が受け継いでしまい。

 

2人とも、それが行儀が悪いことと分かってはいるので、そのままにしている。

 

それにしても、子どもって、なんで、そういう親の悪い部分だけマネするんだろう。

 

でも、あれ、冷蔵庫も近いし、片づけはこれ以上ないくらい近いし、要は楽なのよね。

 

分かる、分かる。

 

ズボラの遺伝子は脈々と、こうして受け継がれ・・これは喜ぶべきか、憂うべきか、それが問題・・にはならんわな。