小4息子は、誰かから自分に意見をされることが、すごく嫌い。
毎日顔を合わせている私でも
「片づけなさい!」
「○○やってないよ!」
と命令口調になると、すぐに、へそを曲げる。
親でこれだから、相手が第三者となると、彼はすぐに心のシャッターを閉めてしまう。
それでも、何度も会う人ならば、その後の相手のちょっとした1言で、たちまち良い印象へ変化することも、ままある。
しかし、そうでないと、悪い印象のまま心のシャッターは2度と開かない。
これが顕著なのが、病院。
医師や看護師が、患者に良かれと思っての言葉も、高圧的と感じるようで
「オレにあれしろ、これができてないって言ってきた!」
「上から目線で、オレのことバカにした!」
「あの病院には2度と行かない!」
「アドバイスが、医師たちの仕事なのだから」
と言っても、1度閉めた心のシャッターは2度と開かないし、聞く耳持たず。
少し前、かかりつけの歯科医院の定期健診で
「歯磨きの時間が足りない」
と言われ、超おかんむり。
私もそこが、かかりつけ医院なので知っているが、たしかに、少し厳しい衛生士が1人いて、その方に初めて担当されたのが原因。
しかしながら、文句を言ったところで『歯が汚れている』という事実をつきつけられたのだから、仕方ない。
ちなみに、息子の歯科医院お断りは、これで2件目。
この辺り、歯科医院は山ほどあるので、探すことには困らないが。
そんな彼が、昨夜
「お母さんは、歯磨きを、何分してる?」
と、自分の歯を磨きながら尋ねてきた。
「う~ん、計ってないから分からないなぁ、自分がいいと思うまでかな」
と答えると
「オレ、6分してる。お母さんも、ちゃんとオレみたいに、タイマーで計った方がいいよ」
と言って、タイマー片手に、颯爽と洗面所に去っていった。
その後、息子に
「歯医者さんで、あんなに怒っていたのに、言われたとおりに歯磨きの時間を計って、長くしたの?偉いねぇ」
と話したら、ちょっと鼻をうごめかして
「まぁね、虫歯になりたくないからね!でも、あの病院へは2度と行かないけどね!」
言った人は嫌いだけれど、言われたことには納得したよう。
病院で言われたことくらい、ちょっと我慢すればいいのにと思う反面、こうもスッパリと嫌なことを切り捨てられることに羨ましくもあり、将来クレイマーになるのではと心配もあり。
子どもとは言え、合う人合わない人は、人それぞれだし。
感じるストレスも、人それぞれだし。
偉そうに言ってきたが、苦手な人・場面には、私も距離をおいてしまう。
イヤなことへの向かい合い方って、難しいわなぁ。