小4息子が、1人で入浴をするようになった。
今までは風呂嫌いだったが、1人で入浴するようになって好きになったよう。
というか、好きになりすぎて、入浴後20分くらいして、また
「もう1回入りたくなっちゃった」
と言うほど。
別に2度でも3度でも入るのはいいのだが、そのたびに新しいバスタオルを使うのが、洗濯する立場からすると困りもの。
末っ子の彼は、家では不機嫌さを家族に当たり散らしたり
「オレはすごいんだ!」
と肩で風を切っているのを、周囲はニヤニヤみていたりで、家族にとっては末っ子感まんさい。
ところが、通っているフリースクールでは
「周囲に、気を遣いすぎるくらい、遣う」
「新しく来た子と必ず一緒に遊んでくれたり、面相を見たりしてくれて、気を遣いすぎて疲れてしまっているようで心配」
と、先日お会いしたスタッフの方が言う。
ほう・・あの末っ子が気を遣う・・ねぇ。
子どもも、場所場所で、いろいろな顔を使い分けているんだな。
「疲れているなら、あさイチからフリースクールへ行きたいなんて言いませんよ。大丈夫でしょう」
とスタッフの人に話したら
「そう言っていただけると嬉しいです」
とニッコリ。
フリースクールスタッフが心配していた旨を、本人に話すと
「まぁね、お母さんの知らないところで、いろいろあるんだよ、でも、オレは大人だから、気持ちを切り替えられるんだよね!」
と胸を張った。
おっ、また大きく出たなぁ。
「素晴らしい!確かに大人だわ~。なんたって毎晩、私が寝返りできないくらい、ひっついて寝るもんね~、いやぁ、まさに大人!」
と、ちょっと意地悪く言ったら、息子は慌てて私の口を手で押さえた。
家族のいる居間で、そういうことを言われたくないらしい。
家族は誰もが知る、彼が生まれた時から続いている事実だというのに。
小4は、大人と子どもを行ったり来たりするようで。