只今、伸び盛り
少しでも早く、大好きなフリースクールへ行くため、小4息子が、自分の朝食を自分で作るようになってから、10日ほど経った。
初日で終わるかと思った朝食作りは、休日も含め、ほぼ毎日続いている。
最初のうちは、うどんを茹でて、冷やしうどん。
そのうち、豚肉を焼いてご飯の上にのせたり、チーズやマヨネーズトーストもお目見えするように。
食事を自分で作ると、自分でメニューを決められる。
よって嫌いな野菜を食べずに済むので、確かに、食事にかかる時間は短縮された。
だが、2度寝したり、ゲームや兄姉とのおしゃべりに夢中になったりで、結局、家を出る時間は以前と変わらずの日々だった。
だが、数日前の夜、つかつかと私の前にやってきて
「オレ、明日は(フリースクール開室時刻の)10時にフリースクールに着くようにする!だから、お弁当も早く作って!」
「朝も、6時半に絶対起きる!」
と、声高らかに宣言した。
まぁ、今までの傾向もあり、私は話半分で
「そうかい、そうかい」
と返事。
ところが、翌日、宣言通り6時半に起きてトーストを作って、8時には、すべての準備を完了。
フリースクールまでは、自宅から30~40分だから、9時過ぎに出ればいい。
こうなると
「別に、早くとか思ってないよ!お弁当どうなってるかなぁって思っただけだよ」
なんて余裕しゃくしゃくで、私の作る弁当の進捗状況を、2度3度と台所へきて確認するほど。
そして、9時ちょうどに、玄関から元気に手を振って出て行った。
夕方帰宅した息子に
「今日、到着が早すぎたんじゃない?」
と尋ねると、
「9時35分に着いちゃった!フリースクールが開いてなくて」
「でも、すぐにA君と、Bさんも来て、一緒に待ってたんだ!」
「スタッフの人が、その後に来て、オレが早く来たの、ビックリしてたよ!」
ここで重要なのは
「オレが、誰よりも早く、1番だった」
ということらしく、終始、得意顔。
閉室時間までフリースクールを、目一杯たのしんで
「明日からも、10時に着くように行く!」
ちょっと前までは、問題ばかりで心配の種だった小4息子は、今、いろいろ伸び盛り。
私も、負けてられんぞ。