小4息子が
「肉料理を教えてくれ」
と言ってきた。
彼は、乾麺をゆでることはできる。
だから、私の用意したメニューが気に入らない、私が料理をしないでダラダラしているときは、自分で、うどんや素麺をゆでてはいた。
だが、それも飽きたので、中3兄のように、好物の肉を料理したいらしい。
平日の息子は、フリースクールに通っている。
なので、肉が焼いたりできれば、朝食に自分で食べたいものを作り、早くフリースクールに出掛けられると。
私の作る朝食には、野菜が2種類必ず入っている。
野菜嫌いな彼は、それを食べるのに、途中寝転び、ゲームをし、テレビを見て、姉や兄とおしゃべりをして、いつも数時間を要す。
そんなんだから、いつも出掛けるのは11時過ぎ。
育児書の典型的な悪い見本の食事の様だが、本人が毎回納得して、空の皿を台所に片づけに来るので、我が家はそうしている。
その食事にかかる時間を改善するために、彼が考えたのが、料理のレパートリーを増やし、自らが料理をすることだったらしい。
彼の好物は、麺と肉。
ゆでたうどんや素麺の上に、湯がいた肉をのせ、ぶっかけ麺のようなものを、まずは作りたいと言う。
「素麵やうどんをゆでる要領で、麺の代わりに、肉をお湯の中に入れるだけ」
と教えたら、分かったようだが、まずは親のいるところでやってみると。
更に、胸を張って
「オレは、こうみえても慎重派なんだよね。リスク管理は、しっかりした方がいいって分かってるから」
更に更に
「起きる時間も、30分早くしよう」
と、目覚まし時計を調整する。
さすがだ、息子よ、それは、育児書のどこかに載っている典型的な良い見本だと思われる。
だが、いつも起きてから居間で2度寝するから、意味はない。
・・・とは言わなかった母は良い見本だと、育児書に書いてほしい。