吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

チャットルーム

昼夜逆転している中3息子が、居間にあるパソコンを夜中に使っているのは知っていた。

 

だが、どこにアクセスしているのかは知らなかったし、私もそのことに興味はなく。

 

だから、知らん顔をしていた。

 

それが、最近、何かの会話で

「オレ、チャットグループのリーダーなんだ」

と、息子本人が話した。

 

「え?え?いつから?」

「どういう付き合いなの?」

「どうやって知り合ったの?」

「なに話してるの?」

「変な集まりじゃないでしょうね?」

という言葉を、寸でのところで飲み込み

「へ~~、楽しい?」

という言葉だけで終わらせた、私。

 

だてに、不登校児3人の親を4年もやっていないでしょ??

と、自画自賛させてほしい。

 

楽しいかと私に聞かれ、息子は

「あぁ、楽しいよ!」

「メンバーには、大人もいるらしくて ” 今、会社から帰った~ ” !とか ” 酒飲みながらしてるよ! ” とか言っている」

そう言って、少し笑った。

 

そういえば、私もその昔、顔も性別も年齢も知らない相手と、夜な夜なチャットをしていた時期があった。

 

誰もが入れるようなチャットルームで、何となく文字を打ったら返してくれる相手がいて、それが嬉しくて入り浸ったっけ。

 

普段の生活に疲れきっていたころだったな。

 

そのチャットルームでは、書いたことが本当でも嘘でも、そんなことはどっちでもよくて。

 

そこで出会った人は、友達だけど、友達じゃなくて、そんなことはどうでもよくて。

 

その時の私には、とにかくそんな状況が、とても気が楽だった。

 

息子は、ほとんど外出しないし、不登校で、勉強もずっとしていない。

 

だけど、チャットで家族以外とつながっているらしい。

 

つながっている『らしい』だけど、良かったなぁと思った。

 

そして、ずっとずっと忘れていたけれど、私もチャットで、あのとき助けられていたことを思い出せた。

 

良かったなぁと思った。