最近の末っ子
小2の息子が、フリースクールに通いだして1年半。
それまで週1で通っていたフリースクールに、少し前から、毎日通っている。
フリースクールでは、勉強はしない。強要もされない。
息子は、ずっとゲームをしているらしい。
不登校経験者の、このフリースクール創設者が「ここは当時の自分が通いたかった居心地の良い場所にしたかった」と言っていた。
それでも、フリースクールは毎回楽しいわけではないよう。
息子は、自分の意に添わぬことがあると、あからさまに、それを態度で示す。
口を尖らせ、ひどい文句を言い、泣いて、怒って。
意に添わぬこととは、例えば、毎月1度ある出席者全員参加のミーティング。
ゲームがしたいのに、面白くもない話し合いに参加することがイヤ。
それから、ゲームで負け続けること。
ゲームがもっとしたいのに、途中でやめなくてはならないときもイヤ。
仏頂面で帰ってきて、文句を言いまくっているけれど、翌日には「(フリースクールに)行くよ」と。
少し前までは、数日行かなかったのに。
フリースクールでの友だちは、20代のスタッフ。
優しいから好きなんだと。
最近、新しく入ったスタッフの名前も出てきた。
でも、息子は、本当は同年代の友達が欲しいのだ。
フリースクールで友だちは、なかなかできない。
フリースクールの近くの公園で遊んでみたけれど、学校終わりの沢山の同年代の子と遊べなかった。
頑張って挨拶するけれど、相手は遊びに夢中で返してくれなかったり、返してくれてもそれで終わりだったり。
公園で遊ぶことはやめた。
でも「明日もフリースクールは行くんだ」「楽しいんだ」と、息子は言う。
ひらがなもカタカナも書けないけれど、毎日「お母さん、いつもありがとう」と、息子は言う。
当時も今も私は、母親に何度そんなこと言ったかな。
彼は学んでいる。
私の知らないことを。
自慢の息子である。