月2回、1時間、中3息子が、オンラインで誰かとゲームをする。
もちろん、ゲームは起きているときは、1人でずっとしている。
だが、
『昼間』
『家族のいる居間で』
『誰かと』
ゲームをするのは、月2回のそのときだけ。
「敵が、こっちにいますよ!」
「わぁ、強いな!」
「次、どこに行きましょう?」
息子の声は、弾んでいる。
画面が見えないので(見えてもわからないが)声だけでは、何をしているのか、私にはよくわからないけれど、息子は、相手とよく話す。
毎回
「あぁ、彼にはこういう一面があるのだなぁ」
と、その声を聞きながら思う。
外出もほとんどしない息子が、家族以外とこんなに話すのは、私の知っている限りここだけ。
いいことだ。
数年前の私は、こんな風には絶対思えなかったけれど。
4年かけて、ちょっっとは変わったんだ。
時々、後退もするけれど。
さて、先日、滋賀県東近江市が、2024年度からフリースクールに通う家庭に、補助金を出すというニュースがあった。
たしか、昨年秋に同市長が
「不登校の責任の大半は、親の責任」
「フリースクールは、教育の根幹を崩しかねない」
と豪語していたはずだが。
物事は、時折、こうやって急転直下で局面ががらりと変わったりする。
我が家も、急転直下はないが、少しずつ変化し、どこかに向かってゆっくり進んでいるはず。
行き先不明ではあるが・・でも、できたら、明るい方へ、明るい方へ。
一分もひろく、日の射すとこが・・・いいよなぁ。