吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

前髪担当美容師さん

私は、自他ともに認める、生粋の不器用である。

 

その昔、小6娘がまだ小さかった時、私が前髪を切ると、異常に短いか、長さがそろわずガタガタのどちらか、もしくは両方。

 

なので、よく彼女を泣かせてしまった。

 

そのうち、彼女は絶対に私に、自分の髪を触らせなくなった。

 

当然だろう。

 

私だって、自分の切った前髪には泣きたくなるのだから。

 

美容院に行けば、万事解決するのは分かっていたが、前髪ごときで、自他とも認めるケチの私が金を出すはずがない。

 

先日、自分の前髪が長くなってきたと感じ、はさみを手に取った。

 

「待てよ、この作業、我が家の器用さんにやらせてみてはどうか??」

というナイスアイディアが浮かぶ。

 

『我が家の器用さん』

というのは、小6の娘のこと。

 

彼女は、我が家で唯一、細々とした手作業を自ら好んで行う人間。

 

お願いしてみたら、二つ返事で、即、はさみを手にとったかと思ったら、あっというまにジョキリ。

 

目を開けたら、もう前髪はキレイにそろって、ほんの少しだけ短くなった。

 

「え?もう終わり?キレイに切ってある!スゴイ!」

そう言ったら、娘は、俯いて笑った。

 

私の前髪担当美容師さん、ご登場である。