吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

暇だ記念日

中3息子が

「前髪がうっとうしくなったから切ってくる!」

と1人で、いつもの美容室へ出掛けた。

 

3か月に1度くらい、片道10分ほどの所にある店で、いつも同じ美容師さん。

 

息子が、定期的に出掛ける、唯一の場所でもある。

 

いつも、料金よりもほんの少し多い現金を渡し、残金は本人に渡す。

 

それで、帰りにスーパーやコンビニに寄って、好きなお菓子や飲み物を買ってきたりすることも。

 

子ども3人の中で最も外出の少ない彼にとって、大袈裟だが、行き帰りも含めたその時間が社会と直につながる、大切なものだと私は思っている。

 

しかし今回は、どこにも寄らず帰宅し、残ったお金を、動画配信サービスの月額料金にまわしたいと。

 

『買い物でもしてきてくれたら良かったのに』

とは思ったが、そんなことは口に出してはいけないことは、これまでの失敗で学んでいる。

 

代わりに

「動画配信サービスで、何かみたいものでもあるの?」

と尋ねたら、ちょっと面倒くさそうに

「別に!まぁ暇だからさ」

と息子は答えた。

 

不登校の専門家や、本によると

『 " 暇だ " と、不登校当事者が言うようになると、良い方向に向かっている』

と言われている。

 

良い方向といっても、目に見えるような行動に移すかどうかは、個人差がバッチリある。

 

ちなみに、小6娘は3年以上前から

「暇だ」

と言っているが、目に見えて変わったことはない。

 

逆に言いすぎて、近頃の娘は、言うのを諦めた感さえある。

 

『暇といったところで、どこに行きたい、何をしたいのかわからない』

『どこかに行きたいわけでも、何かしたいわけでもないけれど、暇』

というのが、娘の言動を見て思う、私の勝手な見解。

 

周りの人間が、やんややんや騒ぐだけで、もともと『暇だ』に、言うほど意味なんてないのかも。

 

でも、3人の子どものうち、最後に不登校になった、中3息子が、不登校3年目にして、初めて

「暇だ」

と言った。

 

だから、今日は、暇だ記念日。