小6娘と、舞台を観に行った。
開場2時間ほど前に、その最寄り駅に着き、少し遅めの昼食をとることに。
全く土地勘のないその駅の周りを、2人であっちへウロウロ、こっちへウロウロ。
どこに入ろうかとお店を物色。
結局、娘の意見で、中華料理に決定。
お昼のピークからずれていたこともあって、お店もそれほど混んでいない。
メニューを見て、ほどなくしてお互い食べたいものが決まり、店員さんを呼んだ。
外に出ると、無口になる娘は、店員さんに自分で注文ができない。
だから、たいてい私が2人分をする。
今日もそうなるだろうと思ったら
「チャーハンセット、杏仁豆腐がつく方で」
と、さも当然とばかりに、娘自らハキハキ言うではないか。
「前はできなかったのに、スゴイじゃない」
と誉めたら、へへっと笑った。
昼食後まだ時間があったので、周辺をウィンドウショッピング。
まったくウィンドウショッピングは、女性同士に限る。
特にウチの家族の男性陣は、ウィンドウショッピングじたいを無駄な時間だと思っている節があるので、ことさらにそう感じる。
娘と2人、雑貨屋に入っては、これがカワイイ!
服のディスプレイを見ては、あれはステキ!
「ウチの男性陣、こういう良さ分かんないよね~」
「そうそう、お父さんはトラキチだから阪神マークがあれば、何でもいいし」
「こういう形とか、色とか、この全体の感じとか・・いいよねぇ」
女同士、好き勝手言って、盛り上がる。
ひとしきり喋り、歩きまわり、いざ劇場へ。
娘にとっては初めての、私にとっては14~15年ぶりの観劇。
こじんまりとした劇場だったので、後ろの席だったが、舞台との距離感を感じることがなかった。
観客に子供はおらず、娘には少々難しい単語が所々あったが、ストーリーが分かりやすかったので楽しめたと。
最後は、大きな拍手をしていた。
もちろん、私も。
帰りは、娘が行ったことがないというので、乗り換え駅の新宿で下車。
『ザ・歓楽街』夜の新宿を、また2人で、あてどなくフラフラ。
「今の私には、あまり興味がない街かも。早く家に帰ろう」
と、娘。
帰りの電車で、娘が
「今日は楽しかった、また行ってみたい」
経験が1つ積み重なり、なにより。
私も楽しかった。
出不精の私の、今年の目標は
『行動範囲を広げる』
子どもたちにも
『不登校だし』
じゃなくて
『不登校だからこそ』
できる経験を1つでも積めたらいいな、積ませてあげられたらいいな。
さて、次はどうする?どうしたい?子どもたちよ、そして私よ。