小4の娘の担任の先生から電話があった。
娘が登校できそうな行事などがあると 、電話をかけてくれる。
それで 娘が登校することは ほぼないのだが、それでも連絡をくれるのは 有り難い。
今回の電話は「授業参観があるので、登校してみてはどうか」というもの。
電話を切って、娘に、そのことを伝えた。
すると娘は
「授業参観・・必要??」
首を少し傾げながら、ちょっと困ったように言った。
私は、その言葉の意味が分からなくて黙っていたら、娘が
「だって、お母さん、家で 毎日ず~っと私のこと見ているよね。また、私のこと見る必要ある??」
あぁ・・そういうことか。
確かに。
担任の先生は
『少しでも登校してほしい、参観日なら母親もいるし心強いだろう』
『なんなら、保護者と一緒に、授業を後ろで見ていてもいい 』
そんな意味合いで 連絡をくれたのだろう。
だが、本来の授業参観は、親が学校での 子どもの姿を見にくるもの。
しかし
『現在、毎日朝から晩まで傍で見て十二分知っている私を、母親のあなたは 場所を変えてまで見たい??見る必要ある??』
というのが、娘の言葉の真意。
それが分かって、私は笑ってしまった。
確かにそうだ。
登校しているお子さんなら、平日は学校にいる時間が長いから 、その 親の知らない時間の姿を見ようと思うが、我が家は毎日が日曜日で、毎日が夏休み。
夏休み中に開催する 授業参観をみたい親は、そうは いないだろう。
「それも、そうね!そうだ、そうだ!」
と笑いながら返事をする私を、娘は きょとんとしながら
「そういうことでしょ??そんなに面白い?」
と、私をみていた。
授業参観をそういう側面で見られる日が来るなんて!スゴイ!!面白い!!
分かるかしら?この感覚。
きっと、眉をひそめる人も多いだろう。
でも、登校拒否児がいなかったら、たぶん一生分からなかった感覚。
ホント、不登校は 新しい感覚が、視野が、広がる、広がる。
ウチの子、面白いよ!!