吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

子どもの中にあった爆発力

少し前の連休に、末っ子の通うフリースクールで、1泊2日のキャンプがあった。

 

対象は、フリースクール生徒はもちろん、その家族や、興味があるなら、誰でもOK。

 

その告知をされて、フリースクール大好きの小3の息子は、鼻息荒く「行きたい!絶対に絶対に行く!」書かれたビラを私の目の前に突きつけた。

 

ビラには、小学生以下の参加者には保護者同伴と。

 

さて…夫は例のごとく、自分のお仲間と旅行に行くのだというから、私が何とかせねばなるまい。

 

さてさて、集団キライの小5の娘と、昼夜逆転でお家大好きの中2の息子は、このキャンプに参加するだろうか。

 

行かないとなれば、自宅に2人っきり置いていく訳には行かない。

 

実家に預けるか、末っ子にガマンさせてキャンプはやめるか、と考えていたら、2人とも行くという。

 

そんな訳で、ある晴れた連休、車で1時間半ほどの目的地へ、親子4人で出掛けた。

 

参加者は、40人ほど。

 

フリースクールのスタッフ数人以外は、ほぼ初対面。

 

広い広い敷地内に、宿泊施設とアスレチックがあり、決まったスケジュールは、夕食と、翌日の解散時間のみ。

 

アスレチックをしない人には、沢山のボードゲームをスタッフが持参してくれ、ボードゲーム専用部屋や、お話の専用部屋などを作ってくれた。

 

普段、ゲーム機を片時も離さない我が子は、割り振られた部屋に籠って、ゲーム三昧だろうと思いきや、中2の息子と小3の息子は、アスレチックへ行くと、早々に駆け出した。

 

小5の娘は、ボードゲームの部屋に行きたいと言い、私と向かった。

 

中にいた高校生くらいの男の子3人と、20代の男性スタッフ1人と、私たちで、初めてするボードゲームをすることに。

 

全員が初めましてのメンバーで、いつもなら尻込みして逃げ出す娘が、言葉は発しないながらも最後まで参加した。

 

その後、小一時間私が中座したが、娘は私に付いていくとは言わず、1人でその部屋でゲームに参加。

 

驚いた。あぁ、娘にはこんな力があるのではないか。

 

アスレチックに出掛けた息子2人も、30分ほどで戻ると思いきや、帰ってきたのは3時間後。

 

まったく、驚いた。

 

キャンプでは、不登校であろう子どもたちが、みんな大声で笑っていた。

 

意見を求められると、大人数の前でも物怖じせず、何人もが手を挙げ、時にはおどけてみせた。

 

なんだ、みんな普通の子どもじゃないか。

 

学校に行けない可哀想な子どもじゃなく、どこにでもいる、子どもじゃないか。

 

そして、我が子らはまた、キャンプ前と同じような日常に戻っている。

 

昼夜逆転になり、団体は苦手と言い、勉強しないフリースクールが大好きだと。

 

何だったんだろう。あの爆発力は。

 

でも、我が子の中に、そんな火薬が潜んでいたことが分かったのが大収穫。

 

中の火薬が湿気らないようにせねばなぁ。