吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

悪魔が来たりて、食い意地をはる

我が家では、夫・中3息子・小4息子の男性陣が、もれなく野菜嫌いである。

 

私の作る料理を

「美味しい」

と食べてくれるのは、食べ物の好き嫌いがない、小6娘のみ。

 

娘は、食べ物に対しての好奇心も旺盛で、YouTubeでみた食材を、翌日に自分でも買ったりするほど。

 

少し前も、いぶりがっこと、さけるチーズを、お小遣いで買って、その味にご満悦だった。

 

食の好き嫌いがなく、食の好奇心も旺盛とくれば、食い意地が張っているのも必然。

 

先日子ども3人に分け与えたイチゴも、中3兄と小4弟は、すぐに食べ終えたが、娘は少しずつ食べていて、最後まで冷蔵庫に残っていた。

 

娘曰く

「先に食べ終えてしまったら、後で、人の食べている姿をみて食べたくなるでしょ?だから、自分が1番最後になるようにするの」

 

さらに、最後まで残っている自分のイチゴに対しての、リスク管理も忘れない。

 

「ぜったいにたべるな たべたら ぜったいにゆるさないからな」

 

リスク管理を超えて、もはや脅しとか、呪いのレベル。

 

今回のイチゴに限らず、自分が残した食料には、必ずこういったメモを書く。

 

この脅しの紙の影響力は不明だが、娘の食べ物が誰かに取られることは、ここ数年ない。

 

それでも彼女の警戒は緩まず、なんなら文言が過激になっているような気も・・。

 

何故、警戒が緩まないのかと言えば、小さいときに、野菜嫌いの男性陣にシレっと

「え~?知らなかったぁ」

と、何度も食べられた経験が、今も娘の脳裏に焼き付いているから。

 

『食い物の恨みは‥』

というのを、まさに体現しているわけで。

 

それ以前に、ケチもほどほどにして、子どもにもっとイチゴを、食べ物を買ってやれという話なのだが。

 

それはそうと、平仮名だけの文って、妙な威力がある。

 

特に、ミステリーものには。

 

こんな平仮名の手紙が、地方の名家に郵送された日には、そこの美人の1人娘とか、美人の奥様が、探偵を呼んじゃって。

 

そうすると、フケが落ちる髪をかきながら、ヨレヨレの袴の探偵がやってきて・・という映画やドラマを思い出す・・。

 

やはり、あの役は、石坂浩二さん、いや、古谷一行さんも捨てがたく、最近は吉岡秀隆さんもしたそうで・・。

 

そんな私の横で、娘がリスク管理という名の、呪いの手紙を、また書いている。