先月から1人で、フリースクールへ電車通学をするようになった小4息子。
さらに、今週から定期券をもつようになった。
初日
「定期券を、ちゃんと使えた!」
と帰宅した息子だったが、寝る前に
「実は、初めて定期券を使うとき、使い方を間違えちゃった」
と、ちょっと恥ずかしそうに告白。
息子の定期券は、普通の学割定期券ではなく『実習用定期券』という謎の分類の定期である。
その、実習用定期券は、ICが内蔵されていない、一昔前の薄いプラスティックのような??カードなので、改札口でかざしては通過できない。
改札口で、その都度、パスケースから定期券を出して、切符を入れる場所に入れ、切符のようにまた取る。
息子には
「改札で、切符と同じ場所に定期券を入れたら、切符みたいに定期券がむこうで、また出てくるから、それを必ず取るのよ」
そう口頭で、何度も教えた。
それを
「使い方を、間違えちゃった」
とは??
改札で定期券をかざして通過しようとしたのか??
だが、よくよく聞いてみると、駅の券売機に定期券を入れて、切符を買おうとしたとのこと。
え???予想外すぎるわ・・それ。
息子のあまり要領を得ない説明を聞きながら、私の脳内で検証が始まった。
定期券を持っていなかったときの息子は、私のPASMOを使って、券売機で切符を買っていたため
『定期券=PASMO=財布』
という認識をしたのが、そもそもの間違いの始まり。
加えて、1度思い込むと、それに固執する性格も影響したと思う。
たしか、まだ一緒に電車に乗ってフリースクールへ行く練習をしていたころに
「定期券があれば、切符は買わなくていい」
と教えたはずだが。
要するに
「改札で、切符の入れるところと同じ場所に、定期券を入れて・・・」
の私の説明を、私は、改札口のカードをタッチする機械のことを指していたが
『定期券=PASMO=財布』
と、しょっぱなから間違えていた息子は、改札近くの券売機だと思っていた。
今回の結論
『定期券の実地訓練が必要だった』
『口頭だけの説明は危うい』
『親の話を聞いて理解しているなんてのは、親の思い込み』
でも、駅員さんに、定期券の使い方を教えてもらったとのこと。
「定期券の使い方も覚えちゃったから、オレ、また成長できちゃう!」
と、本人は、いつものように前向き。
これからも、そうやって失敗して覚えるがいいさ。
それが1番の成長だもの。