大晦日は、夫が、小6娘と小4息子を連れて、午前中から子どもたちが行きたがっていた、灯台へ。
昼夜逆転中の、中3息子は、紅白歌合戦をみたいからと、昼前に寝室へ。
私は1人『お節』と言う名の『家族が好きな』と言う建前の、私が作りたいおかずを作り続けた。
我が家は、何事も質より量、中身重視である。
伝統的なお節よりも、好きなおかず、食べたいおかずがあることが重要。
そして私は、正月は、なるべく台所には立ちたくない。
この作り置きおかずで、何とかしのぎたい。
今年は、初めて重箱も買った。
いつもは、居間の子どもたちのゲームの音や、YouTubeの音が聞こえる台所も、今日は、私がかけているラジオだけ。
時々、台所にある折り畳み椅子に座って、レシピを確認したり、下処理をしたり、休憩したり。
自分の好きな音と、自分の好きなペースでの調理、誰にもせかされることはないし、時間もたっぷりある、そんな中での調理は楽しい。
鍋もフライパンも、洗っては使い、洗っては使い。
ガスコンロ、電子レンジも、フル稼働。
普段は、隙間だらけの冷蔵庫が、今日はギッシリつまり。
普段は、余っている保存容器が、今日は足りないほど。
紅白歌合戦20分前に、中3息子は起きてきて、10分前に、夫と子供2人が帰宅して、即テレビの前へ。
いつもは、自室からでてこない夫も、いつもは各々のゲーム機に夢中の子どもたちも、今日は居間に集合して、紅白をみている。
「この曲知ってる?」
「あっ!このサビ知ってる、知ってる!」
「お父さん!阪神出てきたよ!よかったね!」
「この人の衣装スゴ~イ」
普段お互いに会話のない、夫と子供の楽しそうな会話を聞きながら、紅白に興味のない私だけは、テレビに背を向けて、居間のPCでブログを書きながら、たまに会話に入って。
それが、我が家の2023年の最後の夜のこと。
終わりよければすべてよし。