我が家は、義実家で年越しをすることが多くて、自宅で家族そろって年越しをするようになったのは、一昨年。
ようやく昨年末に初めて重箱を買った。
重箱は、1人1箱と決めた。
夫・中3息子・小4息子が、野菜嫌いの偏食なので、普通に詰めたら重箱のなくなり具合に偏りが出てくるのは、目に見えていたため。
元日の朝、たくさんのおかずの入った保存容器と5つの箱を並べてみた。
これ全部に入れるのかぁ、面倒だ・・・。
目を上げると、居間では、私以外の4人が寝転んでいる。
いい考えを思いついた。
「これは、自分用の箱であるからして、自ら好きなように詰めるがよい」
テーブルにおかずをズラリと並べ、箱を1人1つずつ渡して、そう言った。
言うなれば、ホテルなどのブッフェ方式である。
我が家は、伝統より革新、見た目より中身、質より量という思考の持ち主たち。
その名は『ズボラ』
文句を言うかと思いきや、おのおの黙々と詰め始めた。
まるっきり同じ箱でも、中に詰める様は、1人1人まるっきり違う。
お弁当カップも用意したのだが、全く使わずに詰める者あり、すべてに使う者あり。
野菜ゾーン、肉ゾーン・・とエリアで分ける者あり、似た色で分ける者あり、バラバラの者あり。
共通しているのが、全員が食い意地が張っているので、キッチリ隙間なく詰めるところ。
負担より分担で始まった、2024年。