吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

ケチな私の2023年の1番の買い物

先日、小4息子が通うフリースクールに用があって行ったら、たまたま来ていた20代OBの方と話をすることができた。

 

OBの彼のお母さんは、私が入会している『親の会』の会員。

 

reysolharukei.hatenablog.com

 

お母さんから、息子さんがいることは聞いていたが、そのご本人とお話しするのは初めて。

 

フリースクールスタッフも交えて、雑談をしていたら、彼が

「自分で来年のカレンダーをデザインした」

という話になった。

 

「へぇ、スゴイ!見てみたい!どこかのサイトで見られるの?」

なんて、またおばちゃん根性丸出しで、ズケズケ尋ねたら

「いや・・実は、いくつかは、いつも持っていて・・」

と、彼は恥ずかしそうに、自分のカバンから、デザインしたというカレンダーを取り出した。

 

私の大好きな和柄のカレンダーで、一目で気に入った。

「うわぁステキ!お値段は?」

と言ったら、千円とのこと。

 

千円と聞いて、手が止まり、言わなきゃよかったと思った。

 

何故なら、私は、自他とも認めるケチなので、カレンダーは買ったことがない。

 

昔は父が、今は夫が会社からもらってくる、社名入りカレンダーで十分だと思っている。

 

そんな私が、千円のカレンダー??

 

この状況で

「やっぱり買うのやめる」

は、かな~りカッコ悪いが、言えないことはない。

 

だが、彼のお母さんから、小学生で不登校になった彼が紆余曲折しながら、ようやくデザインの仕事をするようになったことを聞いていた。

 

それよりなにより、そのカレンダーは私の好みにドンピシャの素敵なもの。

 

コンマ何秒の間に、私の脳内を、そんなことがグルグルッと高速で回転。

 

そして私は彼に千円札を出した。

 

「結局、カッコつけたかったんだろ?」

「彼のお母さんに、イイ顔して、恩を売っときたいんだろ?」

「付き合いは大切だもんな!?」

そう聞かれたら、すべてYES!!

 

でも、微塵も後悔はしていないし、千円払う価値があったと、今でも思っている。

 

後日、彼のお母さんに会う機会があって、その話をしたら(自分から言うあたりが、カッコ悪い)

「そうなの?息子はそんなこと全然話してくれないから・・」

と本当にうれしそうにしていた。

 

確かに、それをみて、カッコつけて良かった、お母さんにイイ顔も、恩も売れたと思った。

 

でも、その千円が、彼の今まで悩んで傷ついたことが無駄じゃない、自信になってくれるための千円なら安いくらい。

 

彼のカレンダーを毎日見ながらの、2024年が楽しみである。

 

これが、ケチな私の2023年の1番の買い物。

 

 

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