自分軸
昔、我が家の子どもたちが通っていた幼稚園で、新年度になると必ず書いて提出する、個人調査票というものがあった。
住所や電話番号、家族構成、アレルギーの有無・・等々を書き込み、最後に
『お子さんの教育方針は?』
という記入欄があった。
そこに、私は
「自分で考えて、行動できるように」
と、いつも書いていた。
それは、私が親からことあるごとに言われていた
「私たちは、あなたより経験があるから、言うとおりにしていればいいの」
がイヤだったから。
イヤだったけれど、そのときは、親のお陰で生活できているのだから、その通りにしなければと思っていた。
でも、今思い返せば、それは間違い。
親になった今、私の経験値など全く役に立たない。
時代も違うし、同じ血が流れていても、子どもは私のクローンではないのだから。
「学校には行きたくない」
と3人の子どもたちが言ったとき、私は、なかなか受け入れられなかった。
でも、私の教育方針であった
『自分で考えて、行動できるように』
を、子どもたちは実践したのだと気づいたとき、私の気持ちはだいぶ楽になった。
日本は、他人軸でいることを美徳としている部分がある。
確かに美徳であるが、過ぎたるは・・だとも思う。
さて、お題の「自分軸」というのが分からなかったので、Google先生に尋ねたら
『自分はどうしたい、こうありたいという自分の考えのもと行動すること』
という、お答え。
それでも、このお題
『あなたの自分軸って何ですか?』
は難しい。
しぼりだした私の答えは、まず自分軸を保てる環境、心身の状態にいること。
そして、自分軸を他人に強要しないこと。
そして今日
『私は健康的に痩せて美しくなりたいという自分の考えのもと、行動した結果、運動もせずに、ご飯をおかわりしてしまった』
こういうのって、自分軸っていうのでしょうかぁ??