吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

怒りん坊と目覚まし時計

我が家の子ども達には、お小遣い制度がない。

 

欲しいものは、家事をして、自分で稼ぐシステム。

 

掃除機=○○円

窓ふき=○○円

ってな具合に、一覧となっているので、それをすることで自分の欲しいものを手に入れる。

 

ある日、小4息子が、目覚まし時計を、自分のお金で買いたいと言い出した。

 

最初、近所の100均店にあるかもしれないと行ってみた。

 

しかし、置き時計はあったものの、音の出る目覚まし時計はなく。

 

怒りん坊の息子は、帰りの車内、そして帰宅しても、しばらく怒っていた。

 

「100均店に目覚まし時計を置かないということは、日本の大人は、子どもに高価な目覚まし時計を買わせる魂胆かぁぁ!!」

「オレにまた、働けって言うのかぁぁ!!」

「携帯で、全員が目を覚ますと思っているのかぁぁ!」

「携帯を、全員が持っていると思うなよぉぉ!!」

 

” 触らぬ神に祟りなし”

こういうとき家族は、過去の経験から、皆一様に黙っていることが最善だと知っている。

 

合っているような、いないような小4の主張を1人叫び倒し、ようやく冷静になった息子は、トコトコと私のところにやってきた。

 

自分でPCで調べた、新品の1200円の目覚まし時計を買うという。

 

瞬間、私は

「もっと安い品があるよ!?」

と息子に言った。

 

PC画面をスクロールしたら、似たような品で安価なものがあったし、近所のリサイクル店のことも教えた。

 

息子の所望する、目覚まし時計は、好きなキャラクターが描いてあるわけでもなく、特殊な機能があるわけでもない、至って普通のもの。

 

それでも、息子は首を横に振り

「だって、お母さんが ” 高い値段の物を、大事に長く使うっていう買い物の仕方がある ” って言ってたから、オレは、それをやることにした 」

と。

 

あれ?少し前まで、安価な品に執着してなかったっけ??

 

働きたくないと、叫んでいなかったっけ??

 

なんてことは、もちろん胸にしまい

「じゃあ、頑張って、1200円稼いでください」

と、息子に言う。

 

しばらくして、ご所望の目覚まし時計が手元にきて、毎朝6時40分に、息子の枕もとでベルが鳴る。

 

ところが、本人が起きない。

 

隣で寝ている、小6の姉が耳元まで鳴っている時計をもっていっても、起きない。

 

ようやく起きても、リビングにフラフラ来たかと思えば、そこでまた2度寝して、2時間後に自分で起きる。

 

家族中が、目覚まし時計の意味を疑問視する中、小4息子だけは

「目覚ましで早起きするって、気持ちいいよね~~!」

とご満悦。

 

家族中が

「起きてないし!!」

と、心の中で総ツッコミする、そんな最近の朝。