これぞ、ホームエデュケーション ??
小2の息子は、小学校入学から10日目にして行かなくなった。
勉強も半年前に、完全にしなくなった。
YouTubeやゲームのお蔭で、字は読めるけれど 書けない。
普段の YouTubeとゲーム、時々のお出かけの生活の中で、字を書く必要はない。
よって、息子は ひらがなで、自分の名前を書くのが精一杯である。
しかし、最近 字を書く必要に迫られている。
それは、中1の兄や、小4の姉とのケンカのとき。
精一杯の反論をして泣いて、怒って、足や手を出してみても、兄や姉には かなわない。
そこで、小2の息子が思いついたのが、居間の隣にある和室のふすまを閉めて、その中にこもること。
普段は開いているふすまを閉めることで
『オレは怒っているんだ!』
『お前とは話したくない!』
という、自分の心を相手に示すのだ。
しかし、ふすまは閉めても、鍵が付いていないので、ケンカ相手が容易に入ってきてしまう。
ケンカ相手に「部屋に入ってくるな」と口で言うのはイヤだから、紙に書いてふすまに貼りつけよう。
その為には「はいってくるな」の字を書かねばならぬ。
しかし、その字が、自分は書けない。
そこで手に取るは、埃をかぶった小1の折り目のついていない 教科書の五十音のページ。
ケンカの怒りを抑えながら 教科書を開き、何度もみながら ようやく紙に書いた字が、ケンカ相手に
「何て書いてあるかわからな~い!変なの~!」
と笑われてしまった。
「なんだよ~!!!」
ケンカ相手をにらみながら、涙がこぼれる小2息子。
書いた紙を ひょいとのぞくと、1文字1文字が紙のあちこちに書いてあり、結果、意味不明文章の出来上がり。
横書きは、左から右へ、上から下へ、縦書きは、右から左へという原則を知らなかったか??怒りで忘れたか??
ケンカは、相手をとっかえひっかえ、毎日 続いた。
その度に、小2の息子は教科書を開き、怒りに震えながら、ふすまに貼りつけるための 字を書く。
最新版がこちら。
『(姉は和室に)くるな。(姉のことを誰も)たすけるな』
ほう、読めるようになったじゃないか。
ケンカをしながら、字の練習ができるとは画期的じゃないか。
これぞ、ホームエデュケーション・・・なのか???