吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

みんなちがって、みんないい

「え~!?信じられない!」

「え~!?そんなの初めて聞いた!(見た)」

これ、私自身、言われたらイヤなのに、つい、自分では使ってしまう言葉だ。

 

素晴らしい手品をみたとか、壮大な風景に対してなどの、素直な驚きの言葉なら、いいのだが、これはときに、相手の言動を卑下する意味に使われることはないだろうか。

 

例えば

「え~!?(私は食べられるのに)これを食べられないなんて、信じられない!」

「え~!?(私はできるのに)できない人がいるなんて、初めて聞いた!」

 

物事には、必ず、相反する意見がある。

 

世界中の人が1人残らず、好きな食べ物なんてない。

 

世界中の人が1人残らず、好きな本なんていない。

 

世界中の人が1人残らず、世界平和が、自分の最優先事項なんて思ってない。

 

要は、自分がYESと思うものには、必ずNOと思う人がいるのだ。

 

そんなこと、ちょっと考えれば分かるのに、私もみんなも、すぐ忘れてしまう。

 

 

www.tv-tokyo.co.jp

 

「今夜すきやきだよ」というドラマをみている。

 

恋愛体質で、仕事はできるが家事は全くダメな女の子と、アロマンティックで、仕事はスランプ状態だけど家事は万能女の子の、同居生活をほんわか描いたもの。

 

このドラマで、私は初めて「アロマンティック」という言葉を知った。

 

 ideasforgood.jp

 

主人公の女の子2人は

「女は家事ができて当然」

「みんな、恋愛はしたいよね」

という世間の常識に苦しむ。

 

主人公2人は、そんな自分に向けられた他人の言動に、なかなかハッキリと「そうじゃない」と言えない。

 

モヤモヤを抱えながら帰宅し、唯一、自分のことを分かってくれる同居人に吐露する。

 

ドラマを見ながら、私も、世間の方の意見だったと反省した。

 

「家事ができないって言ったって、ちょっとはできるよね」

「恋愛が苦手?そんなのウソ!ホントは興味津々なくせに~」

って、私も思ってた。

 

「そんなの変だよ」

じゃなくて

「そういう考えもある」

ってなれたら、もっとこの社会は楽しくなるのにと思った。

 

もちろん、自分の生命を脅かすような言動に、そんな悠長に構える必要はないけれど。

 

あっ、そうそう、ちなみに、今夜、我が家は、焼きそばだよ!