吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

ほんの少しの甘みは

1日のほとんどを テレビの前で過ごす不登校中の我が家の3児が、楽しみにしていることの1つは「食」

 

特にお菓子。

 

お菓子は、単調な日常のアクセントになる・・らしい。

 

「らしい」というのは、とても信じてもらえない体形の私だが、私は甘いものがあまり好きではない。

 

逆にお菓子に目のない 小3の娘には、お菓子は日常の必需品。

 

今日も起きてすぐに「お母さん、今日どこか行くの?病院?じゃあ、帰りにお菓子買ってきて~~私、ポテチがいいなぁ」

 

いつもはハイハイと買ってくるが、 何となく今日は「毎日、毎日お菓子食べてるよ。ちょっとやめたら?娘ちゃん、だいぶ太ってきてるし」と言ってしまった。

 

言っている自分が、ぶよぶよの身体をしているのに。

どの口が言うのかだが、図々しく言ってしまった。

 

途端に娘の表情が険しくなる。

 

「分かったよ!!もう!!ママ うるさ~~い!!!」

ぷいと背中を向けて、そのまま私が病院にいくときも目も合わさなかった。

 

食欲は抑えられない。大人になったって。ましてや子どもの時には。

 

そう思いながら 病院の帰り道に、以前みた動画を思い出して 確認。

 

youtu.be

 

ほうほう、クリームチーズだけ買えば ウチにある材料でいけそう。

工程もそれほど難しくない。

カロリーも低いみたいだし。

 

帰宅して早速、娘に一緒に作らないかと提案したが無視。

 

仕方なく1人で作っていたら、娘が台所にひょっこり顔を出し「さっきはごめんね。一緒に作っていい?」と。

 

ちょうどオーブンに入れる前の最終工程である メレンゲを生地に混ぜる段階。

 

動画で、メレンゲは『切るように混ぜる』という説明を見ながら、真剣に混ぜる。

 

それから型に流し入れ、オーブンへ。

あとはもう機械任せで40分。

 

娘はまたテレビの前の定位置に、すぐに戻っていった。

本当はテレビが見たかったのかな?

でも、一応気にして台所に来てくれたのかな?

 

しばらくすると、チョコレートは入れていないのに、チョコレートのような甘い香りが部屋中に。

 

小6と小1の息子も「何?何?いい匂い!」「いつできるの?」と大興奮。

 

粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やし、もう待ちきれないと夕食前に 子ども3人と私も食べてみる。

 

なるほど。言われなければ、絶対チョコレートケーキにしか思えない。

 

チョコレートが大好物の小1の息子が「このチョコケーキうまい!!」と、チョコなしケーキを絶賛。

 

小6息子もあっという間にペロリ。

 

「私はほとんど手伝ってないから」と殊勝な言葉を言いつつ、娘も満足そうにペロリ。

 

『ほんの少しの甘味は、たくさんの苦みを消すことができる』

フランチェスコ・ペトラルカ

 

偶然見つけた言葉。

なるほど、覚えとこ。

 

今日のことも覚えとこ。

また、自分を棚に上げて 子どもに嫌味を言わないように。

 

そういえば、私、娘に謝ってない。

やれやれ、どこまでも図々しいおばさんだわ。

 

これ以上嫌われないうちに、謝っとこ。