2学期が始まって、2週目の今日の朝。
7才の娘が「小学校に」6才の息子が「幼稚園に」
『行きたくない』と言い出した。
7才の娘は、前の学校でも5月から不登校だったので「やっぱりダメだったか」の思いがあった。
だが、物怖じしないお調子者の6才の息子までも「行きたくない」と言い出すとは。
しかも、姉弟そろって同じ日に言い出すとは。想・定・外。
今日の私の予定が全部崩れる。あぁ~、もうなんで!?イライラ。
落ち込んでいられない。まず幼稚園に迎えのバスのキャンセルの連絡。お弁当作ったのに。イライラ。
私、朝食まだだし。空腹。イライラ。
まだ小学校の登校時間内だ。以前同様に「宿題を担任の先生に渡す」という名目で 娘を連れて小学校へ行こう。
5分メイクをしながらため息。留守番できない息子も連れていかなきゃ。あぁ~今日の私の予定がぁ。イライラ。
玄関で娘が「クラスには いかないからね!」「すぐに帰るからね!絶対!いい?わかった!?」「そうじゃなきゃ、行かないからね」と、何度も言う。
とうとう 私、イライラ爆発。娘、泣く。
泣く娘と、私と娘に代わる代わる気をつかう6才息子と小学校へ。
担任と養護教諭に事情を話し、娘も入って話し「明日から、保健室登校ならいい」と言う娘の意向を聞き入れてもらう。
急に張りきりだす娘。「保健室登校楽しみ~」と。
次は、息子の幼稚園。
こちらも「すぐに帰るからね!」という息子と、喉元過ぎれば熱さを忘れた娘を乗せ、車を走らせる。
しぶしぶ幼稚園の門には入るが、そこからは動かない息子。
先生も、優しくクラスへ導こうとするが 最近の息子のお気に入りフレーズ「それは断る!」の一点張り。
満3才児クラスから3年通った 以前の幼稚園とは、やはり勝手が違う。
たった1週間通った新しい幼稚園。しかし、息子にはそれ以上に長く感じたらしい。
お調子者キャラを、うまく出せなかったらしい。
まぁ、仕方ない。
「こ~んな楽しそうな幼稚園にいかないなんて、もったいないよ!」と、娘が「家に帰る!」と叫ぶ息子に諭すように言う。
おいおい、同じ不登校者が そのセリフ言うかね?
「無理強いをしない程度に、明日から登園の方向にもっていきます」なんて、ものわかりのいい母親ぶって幼稚園をあとにする。
朝食食べてない。もう10時過ぎてる。お皿も洗ってない。洗濯機まわしてない。
あぁ~今日の予定が。
この期に及んでも 頭の切り替えが、気持ちの切り替えができない。まだイライラ。
自宅に戻り、娘と息子を連れて 自転車でスーパーへ。
ほんの少しだけ、落ち着く。
カートを押しながら、以前に行った 不登校の子どもをもつ母親たちとのランチ会を思い出す。
「学校に宿題を持っていけたの?凄い!」
「宿題もやるの?凄い!」
「お子さん、もの凄い頑張ってるよ!」
「もっと、褒めてあげて!」
「うちの子どもには、絶対ムリ!羨ましいよ~!」
出席した周りの母親たちから、そう言われたっけ。
買った荷物を持って、ようやく顔をあげたら いい天気だった。
初めて、気づいた。今日は、いい天気だったんだ。
お昼ご飯をいっぱい食べ、子どもと昼寝した。
まだ心は、イライラとチクチクする。でも、朝よりいいみたい。