私は 学生時代、試験勉強をするとなると その前に部屋の片づけをしてしまい、試験はさんざんであった。そういう子どもだった。
私は 現在、家事をするとなると その前にブログ書いてしまい 家の中はさんざんである。そういう大人である。
小学校が、もうすぐ運動会。
7才の娘が、去年に引き続き「運動会には出たくない」「学校に行きたくない」と1週間ほど前から言い出した。
運動会は私も嫌いだった。運動は苦手だし、団体競技だと いつも戦犯扱いである。
だが、娘は違う。親のひいき目もあるが、足は速いし ダンスも上手い。本人も自覚している。
去年は「お尻をふる振り付けが恥ずかしい」と言って、運動会当日は欠席をした。
欠席をして、家にいるかと思いきや「みんなの応援に行く!」と言って、自分のクラスの真後ろの保護者観覧席から クラスメイトに手を振ってご観覧。
私には、この娘の神経が思考回路が分からない。
「今年は運動会に出るよ!」と最初は張りきっていたが、本番が近付いてきた先週金曜には「運動会の練習がイヤ」「運動会出ない」「学校嫌い」と登校断然拒否。
今日も、登校時間10分前に「行きたくない」と言い出した。
私も仕事があるので 交換条件に「下校1時間前の早退」をエサにした。すんなり交渉成立。娘は笑顔で登校。
下校1時間前に迎えに行くと、担任の先生が「運動会練習も、授業も 機嫌よくこなした」と。
「娘さん、学校にいるときは本当に楽しそうなんですよ。ほら」と、クラス内を指さす先生。
教室をのぞくと、なるほど。娘は、ニコニコしていて身体も勝手に動いてしまうくらいの機嫌の良さで、クラスメイト数人と話している。
「いつもあんな感じです。こんなに楽しそうにしているのに、なぜ学校が嫌いなんて言うのでしょう?」先生は困惑している様子。
「転校したくない」と娘が先生に話したという。先生は「1学期で転校することが、娘の気持ちに何らかの重荷になっているのではないか」と。
かもなぁ。それはあるだろう。
でも、私には「早く転校したい」と言った。
よくわからない。
でも、去年の今ごろは 運動会のイヤに加えて 朝の集団登校もイヤで 毎朝私と登校していた。今年は集団登校は嫌がらなくなった。
「イヤ」は1つに減ったのかと思いきや、先生によると授業中に何度もトイレに行くらしい。娘は、普段 トイレがちかい わけではない。
娘曰く「学校に行くと、おしっこがたくさん出るんだよね」「病院?ううん。それは行かなくていい」「授業が退屈?あぁ、それはあるかな」
登校拒否とトイレがちかいのは、そこに何か本質的な「イヤ」が隠れているのか?単なる「甘え」「逃げ」か?イヤなことに対する独自に編み出した「気分転換」なのか?
親の私も なんだかよくわからない。
イヤなことから、逃げてはいけないと思う。
イヤなことから、逃げることを知っていなければいけないと思う。
そういえば、思い出した。私は 家事をするとなると その前にブログ書いてしまい 家の中はさんざんである。私は、そういう大人である。
そこに何か本質的な「イヤ」が隠れているのか?単なる「甘え」「逃げ」か?イヤなことに対する独自に編み出した「気分転換」なのか?
いい年をして なんだかよくわかっていない。たぶん、全部ホントで 全部ウソ。
この親にして、この子あり。
早退した娘は、とても上機嫌で私に甘えていた。
ブログを書いた後の私は、とても上機嫌で 家事を残して寝た。
ケ・セラ~セラ~なるようになるわぁ。先のことなどわからぁない~。