行きたくない場所に、なぜ行かせるのか?
新しい学校と幼稚園に、なかなか慣れない7才の娘と6才の息子。
幼稚園年長の息子は、先月 自身で「送迎バスに乗りたい」と言い、ようやく登園拒否を乗り越えたかと思ったら、送迎バスに乗ったのは4日間のみ。
5日目からは 朝から叫ぶ毎日に逆戻りというか、更にパワーアップした感がある。
「幼稚園には行きたくな~~い!!」
「行かなくていいよ。お母さんだけ 幼稚園行くから
お留守番していてね」
「ダメ~~!お母さんも行っちゃだめなの~!ダメ~行かない~!イヤだ!イヤだ~!」
「ママのバカ~~!バカ ゴリラ~!」
近隣に響き渡る叫び声をあげ、私の足にしがみつく。彼をひきずりながら、車に乗り込む。
幼稚園に着いても、機嫌はなおらないが、そこは先生との無言の連携プレイで いい頃合いで コソッと私は消える。
(あとで、うまく本人には母親が帰宅したことを先生が言ってくれているらしい)
その連携プレイで 開始30分で消えられるか、3時間かかるかはやってみないと分からない、出たとこ勝負。
だけど、降園時間に迎えに行くと 朝の大暴れが嘘のように、ご機嫌。
だがしかし、まだ 幼稚園児はいい。7才の娘には、この手は通用しない。
彼女は、9月から保健室登校で 着実に学校滞在時間をのばしていた。
8時半~15時くらいまでいた娘が、今月に入り登校をしぶりだした。
登校しても、保健室にランドセルをおろしたかと思ったら「もう帰りたい」と。
理由は、特にはないよう。
発達障害の診断を受けるよう、学校の先生に言われた。何だか、少し心がモヤモヤした。
学校のクラスに入れない、皆と同じでない娘がダメだと見られている気がした。
今日は、降園時も仏頂面だった6才の息子が帰りの車の中で言った。
「お母さんは、なんで オレが行きたくない幼稚園に行かせようとするの?」
私は 答えられなかった。
答えが分からなかった訳じゃない。でも、言えなかった。
だって、私の頭に真っ先に浮かんだ答えは
「お母さんが1人になって楽したいから」
そして、それ以外の答えは見つからなかった。だから言えなかった。
「あなたの将来の為だから」なんて、体裁はいいが 私の本心じゃない。
行きたくない場所に、子どもを行かせるのは いったい何のためなのだろう?
よく分からなくなってきている、今日この頃。
1人になりたい。