お気に入りのカフェがある。ときどき、1人で行く。
そこは、大学構内にあるカフェで 一般の人も利用できる。その窓から見える景色が好き。
今の季節は、カフェの窓のむこうは 果てしなく「緑」
緑の植え込みと、緑の芝生、たくさんの高い木々の緑。それが、校門から校舎まで ずっとずっとつづいて。その緑の中を、人が通る。
学生なのかな?若い人。
先生なのかな?中年の人。初老の人。
スーツを着ていたり、ノーネクタイのラフな格好とか、工事関係者とか会社の制服を着ている人。
保育園児と先生のお散歩。
犬を連れてのお散歩。
いろいろな気持ちをもって みんな歩いているのだろうけれど、カフェの窓のなかでは それはまるで1枚の絵のようで。一瞬を切り取った写真のようで。
カフェの中も、私が行く時間は それほど混んでいない。たまに混んでいても、適度なざわめきは心地いい。またそれも、1枚の絵のような、写真のような。
そこにいる私は、頭が空っぽ。きっと、すごいアホな顔してる。
大学の構内には、他にもカフェがあって そのときの気分で あちらに行ったり、こちらに行ったり。
共通しているのは、飲むものがコーヒーであることと 頭が空っぽなれること。
お金を貯めて好きなものをバーンと買うとか、遊園地の絶叫系で叫ぶとか、仕事終わりの1杯とか、休日前夜に布団に入る瞬間などなどというのを経て、今の私の「この瞬間のために生きてる~!!」は、コレに至っている。
こうやって変遷をあらためてみてみると、落ち着いてきたわ ワタシ。ババアになってきているわ ワタシ。
でも、悪くないわ ワタシ。
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