吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

石じゃないからだ。

 

子どもの頃、夏休みの楽しみの1つは 近所の公園でひらかれる 盆踊り。

 

早めに風呂に入り、かるい夕食を食べながら「まだ(盆踊りは)始まらない?」と何度も母に尋ねソワソワ。

 

薄暗くなってから 浴衣を着せてもらって、下駄をはいて駆け出せば そこは見慣れた公園ではなく夢の国。

 

決して広くない公園に、やぐらが組まれ 町内会の名前入りテント、屋台が1~2軒 申し訳程度にあるだけの小規模なものだったが、子どもの私には十分であった。

 

太鼓が鳴り、雑音まじりの音の割れた いつもの盆踊りの曲が流れれば夢の時間のはじまり、はじまり。

 

まずは、5~6人が上がれば いっぱいのやぐらの上で踊るため 子どもたちは我先にと並ぶ。私も並ぶ。

 

小学校は、人前に出るなど 絶対にしない私だが  やぐらの上で踊るのは大好きだった。

 

1曲終わると やぐらで踊るのは、次の人に交代だから 終わると、やぐらを下りて また上るため列に並ぶ。

 

そんなことを何度も繰り返した。

 

のどが渇くと、子ども会で事前に配布されたジュースチケットを持って 町内会テントに行くとジュースが1本もらえた。

 

ジュースを飲みながら、数少ない屋台をのぞいて また やぐらの上に躍りに行く。

 

近年の私は「あぁもう帰ろうよ」「蚊にさされるし、人は多いし」「疲れたぁ」そんなことばかり言っている。

 

今の私が「なぜ踊るのか?」と、やぐらに並ぶ 子どもの私に尋ねたら、子どもの私はなんて答えるだろう?

 

なぜ、一文にもならないブログを書いているのか?

 

なぜ、くだらないことで悩むのか?

 

なぜ、同じあやまちを繰り返すのか?

 

石じゃないから。

 

今日は、いい天気。大きく伸びをして、大きく口をひらいて、深呼吸。

 

確認しよう。私は、石じゃない。