吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

兄ちゃんの悪の誘導

先日、カタログギフトが1冊 我が家に届いた。


カタログギフトを見るのが、初めての子ども達。


もっとも食いついたのが、10才の息子。


「うわぁ~肉うまそう!!」「ラーメンが、こんなに入ってるなんてスゲェ!!」「おぉ、アイスも高い(値段)のだ!」


しかし、7才の娘と5才の息子はイマイチ。ページをめくるたびに困惑顔。


困惑顔の訳は、カタログギフトに いつもスーパーで買うグミや 戦隊ヒーローのお菓子がない。ジュースも、コーラやメロンソーダ見当たらないから。



さて、カタログギフトの中から1品をどのように決めるか?


家族会議の結果「家族5人で1回勝負のじゃんけんをして勝った人が選ぶ。選んだものを、家族みんなでわける」と、なった。


そして、運命のじゃんけん!・・となったとき 突如「待った」の声。


5才の息子が「オレ、じゃんけん弱いから、仮面ライダークイズで決めたい!」


他4人が 即、却下。


口をとがらして拗ねる 5才。


アミダくじ・くじ引き案も出してみるが、それじたいが何なのかわからないと。


結局、10才の兄が代わりにすることになった。


兄の右手が5才のじゃんけんの手、左手は自分のじゃんけんの手ということに。


仕切り直しで「最初はグー!!」と始まった じゃんけん。


早々に、わたしと10才兄が敗れる。「くそ~利き手の
右をオレのじゃんけんの手にすれば良かった!」と兄。


次に敗れたのは、兄の右手を代わりにした5才。


「何で負けるんだよ~バカ~」「兄ちゃんキライ~」5才、また泣く。


そして、主人と 7才娘の一騎打ちは・・娘の勝ち!


「お父さんに勝てると思わなかった!キャー嬉しい」娘、叫ぶ。叫ぶ。


それにしても、最初にあれだけカタログギフトに食いついた10才が全く悔しがっていないのが気にかかる。


いつもなら、こんな場面では 全身で悔しがるのに。


それどころか ニヤニヤしながら「妹、おめでとう!さぁ、何がいいかな?兄ちゃんが一緒に考えてやるぞ~」と、もみ手に猫なで声。


兄、妹を隣にすわらせ、一緒にカタログギフトを開く。相変わらず、兄の猫なで声は続く。


「お客様ぁ、こちらの商品はいかがでしょうか?」

「この、ラーメンはいつも家で食べているのとは違います!今、食べなければ いつ食べられるかわかりませんよ」

「見てください。このお肉。これを焼いたら、まさに焼き肉屋と同じ!いや、もっと美味しいかも!そう思うでしょう?お姫様!」


おいおい、妹の呼びかけが お客様から、お姫様になっちゃったよ。


兄・・おぬしは、どっかの通販番組宣伝員か?ホストか?


妹を、あの手この手で持ち上げながら カタログギフトから 兄が好きな、ラーメン・肉・アイスを なんとか選ばせようという作戦らしい。


いつものケンカ相手を「お姫様」と呼び「お姫様、お目が高い!でも、こちらもいいですよ~」と巧みに誘導。


この作戦が功を奏し、妹はアイスを選択。


妹の気が変わらぬうちにと、いそいそと自らハガキに記入して投函。


「兄ちゃんに"お姫様"って呼ばれちゃったぁ。あぁいうの気持ちいいね~」


妹は、その悪の誘導がわかってなかった。まぁ、言わぬが花。


数週間後にくる予定のアイスで、また一悶着 あるんだろうなぁ。