吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

知らぬのタピオカ

先週、久しぶりに小1の息子がフリースクールに行きたいと言うので、車で送っていった。

 

小3の娘は、フリースクール会員ではないので弟の見送りをしたいと、一緒に車に乗った。

 

娘の狙いは、弟の見送りなんて殊勝な理由であるはずがない。

 

 弟をフリースクールに送ってから、私に どこかに連れて行ってもらおうというのが目的。


息子をフリースクールに送りとどけると「ねぇ お母さん、どっか行こうよ~」


ほら来た。

 

 「(今、車を駐車している)この広い公園を散歩なんてどう?」と聞いたら、お話にならない!とばかりに首をふる。


「じゃあ、そこの商店街をブラブラってのは?」

ニンマリして「いいね~」


狭い道の左右に 小さな店が並ぶ、ザ・商店街をブラブラ。


ファストフード店に、コンビニ、100円ショップ、ケーキ屋、和菓子屋、いい匂いはケバブだ!


右に左に娘の首は動くが、どこもイマイチらしい。


突然、娘の歩みが遅くなり 目がキラリ。


視線の先には、タピオカ屋。

これは、娘の大好物。


お目当ては、ココだな..と思ったら通りすぎた。


20~30M通りすぎてから「う~ん、ちょっと戻ってみようかなぁ。いいかな?お母さん」と。


やはり、タピオカ屋で立ち止まり「これがいいなぁ」


数十種類あるだろうか、店先のメニューの看板を入念にチェックしてチョコレート味のタピオカを注文。もちろん、Lサイズ。


タピオカといえば、ミルクティーじゃないんだなぁ。


ここでも、世間の流行に 私は乗り遅れていた。


テイクアウトにしてもらい、娘は ニッコニコ。


「お母さん!早く車に戻ろう!早く帰ろう!」

ゲンキンだなぁ。


「兄と弟の分は どうする?何かないと怒るよ」と私が言うと


「あっ、それなら来るときにあった自販機のジュースでいいんじゃない?」


「私、選ぶから。あの2人の好きなジュースは分かってる」


と、ジュース2本を 自販機でポンポンと選んだ。


「お兄ちゃんは 炭酸が好きだから、これかなぁって思って」

「弟くんは、カルピス好きでしょ?」

「私ね、もう2人は これだな!ってす~ぐわかっちゃったんだから」


そう多少恩着せがましく、兄と弟にジュースを選んだ経緯を説明する娘。


タピオカには興味がない兄と弟は、大いに喜んだ。


しかしながら、妹のタピオカが 自分たちのジュースの数倍の値段がするとは知らないだろう。


母は知っているよ。


だけど、言わぬが花。知らぬが仏。

知らぬは男ばかりなり。