吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

「マッチ売りの少女」を読んでみたら

先日、寝る前に子どもたちに読みきかせをしていたときのこと。


最近、我が家では 読みきかせは携帯の童話サイトのものにしている。


挿し絵はあまりないが、寝転んで読めるし 絵本より話が短いのがいい。


この時間、エネルギーほぼゼロの私の身体には これが精一杯である。


前置きが長くなってしまった。


その夜の話は「マッチ売りの少女」
6才の末っ子が話を知らないというので、それはまずかろうと選択した。


しかし、読み始めてまもなく6才から質問がでた。


「お母さん、マッチって何?」


そばにいた7才の姉も「見たことあるけど、使い方知らない」と。


「え?マッチって・・ほら、火をシュッってつける・・短い棒でさ・・」


いやはや、マッチの説明からすることになろうとは。


確かに、マッチを彼らは知らないかも。我が家では、バースデーケーキのロウソクも、チャッカマンでつけるし・・。


そんな訳で、百聞は一見に如かずで 携帯でマッチを検索してみると ご丁寧にも「マッチのつけかた」の動画があった。


動画では、マッチと灰皿が出てきた。


「お母さん、マッチって、どっち?」6才が尋ねる。
タバコを吸わない我が家には灰皿がない。


え?そこから??



動画が始まると、6才と7才が大興奮。
「うわぁ!火が出た!」
「何で?何で?」
「この人、マジシャンだ!」
「すご~い!」


で、子ども2人の結論・・「マッチ売りの少女、何度もマッチで火をつけられて、すげぇ」と。


なんだろう・・言い知れぬ 複雑な感情が私の胸に残る。


ジェネレーションギャップなのか?マッチすら教えていなかった、私の教育が間違っていたのか?


そして最大の不安は・・・・・


「マッチ売りの少女」って、そういう感想でいいのか~~~!!??

のんびり、ぼんやりが好き

www.tv-tokyo.co.jp

 

今秋から始まった、このドラマをみている。

 

インドアな私は、こういう本格的なキャンプをしたことがない。

 

中学の林間学校が、今のところ最初で最後。それにしたって、テントをはるほどではない。

 

そんな私がみていても、なんかいい。肩が凝らない感じがいい。

 

題名通り、1人でキャンプに行って ちょっとした出会いや発見があり、そして食べて寝て帰る。

 

出会い や 発見といっても、そこから恋愛に発展するとか、殺人事件に巻き込まれるとかいうのはない。

 

盛り上がりのない淡々としたところが、私にはいい。

 

そういえば、これと似たようなジャンルになるのだろうか。「めがね」という映画も好きだ。

 

movies.yahoo.co.jp


都会からきた主人公が、何もない田舎の浜辺で海を見ながら ただただ編み物をする場面が好きだ。


「こういう1人旅がしたい」と言ったら、ある人に「何のための旅なのか?編み物がしたいなら家ですればいいのに」と笑われたっけ。


その人は、ぼんやりすることが苦手で予定がつまっていること、忙しくしていることが好きで、それが当たり前だと感じる人だ。


そう言われたとき、その人が 少し羨ましく感じた。でもしばらくして、ぼんやりの楽しさを知っている私もいいじゃないと思えた。


普段も、ドラマや、映画も、のんびりぼんやりしているのが私は好きだ。

神がいるかどうかは知らないけど

お題「最近気になったニュース」headlines.yahoo.co.jp


神がいるかどうかは知らない。


だけど、時々 説明できないような「偶然」がうまれる。


父親のように慕っていた亡くなった人の携帯にメッセージを送り続けた人と、


亡くなった人の携帯番号を偶然引き継ぎ、そのメッセージを黙って読み続けた人。その人は娘を亡くして傷心の日々だった。


4年間。


どんな気持ちで送り、どんな気持ちで届いたメッセージを読んだのだろう。


彼らの4年間は短かったのだろうか、長かったのだろうか。


今日 私は、下の2人の子どもを連れて夫が外出。長男と久しぶりに2人きりで昼食をとった。


神がいるかどうかは知らない。でもさ、時々。


水筒を乾かす


これ、名前の通り 水筒を乾かすのに良いので重宝している。


我が家では、子どもと夫が 毎日水筒を持参して仕事なり学校、幼稚園に行く。


夜に水筒を洗い、さて 朝には 中が乾くかといえば「否」である。


かなり水分が残ったまま、またお茶を入れる。


そのルーティンが、長年 気になっていた。


問題はまだある。


洗った水筒を置く場所である。


水分があるから台所に置く。
しかし、朝になっても乾かぬ1.2Lの水筒2本と、750nlの水筒2本。


戦場のごとき朝の台所で、それらが陣取っているのは、ハッキリいってジャマ。


戸棚に 水筒を置く場所は確保してあるのだが、乾かぬ水筒がそこに置かれることはない。


水筒がないのに、いつも空いている 戸棚の空間。
水筒があるために、いつも空かない 台所の空間。


これを解決したのが、上記のもの。


水筒を洗った後、我が家は水筒を倒して置く。その中に、ポイッとそれを入れて放っておけば 朝には水筒の水分は、ほぼ100%乾いている。


そんな訳で、夜に洗った水筒は ずっとそのために空いていた戸棚に戻り、台所は広く使えるようになったわけなのだ。


乾いた水筒に入れるお茶。衛生面でも 以前よりは良いはず。


ズボラには、非常に良い1品。


自慢しようと、夫や子どもたちに話したら「別に、お茶の味は変わってないし」と。


伝わらない あぁ伝わらない 伝わらない。

仮面ライダーふりかけ

私が小さい頃から、アニメのキャラクター関連商品というのはあった。


文房具や玩具はもちろん、食品も。我が家は、その類いのお菓子は買ってくれたが、おかずとなるような食品はダメだった。


袋や、食品のごく一部にキャラクターが描かれているだけの割高な(個人的にそんな気がする)ソーセージや、チーズ、ふりかけ等々を 当時の私は欲しくてたまらなかった。


その食品じたいが好物というわけではない。完全に見た目のみ。


6才の末っ子が、幼稚園のお弁当に 戦隊ヒーローのふりかけを持ってくる子がいるという話をしていた。


以前の幼稚園は 毎日給食だったが、今の幼稚園は週の半分が弁当。


弁当の見た目は気にならないが、そういう弁当の付属品は気になるらしい。


しかし「買ってくれ」とは言わない。


その代わり、スーパーで買い物をしていると「ヒーローの ふりかけ を見てくる!見るだけ!買わないよ」と言い残し、いそいそと売り場に急いでいく。


そういうことが何回かつづき、毎朝の「幼稚園やだ~!!」の登園拒否もあり ふりかけで幼稚園に行く理由の1つになればと買うことにした。


仮面ライダーの4~5種類の味がある、ふりかけセット。


「うぉ~!!買ってくれるの?有り難う~!うぉ~!やったぁ~!やったぁ!」店内中に響きわたるような 雄叫びをあげて、息子は喜んだ。


会計を終えたふりかけセットを、自分でしっかと両手で包み込む。


「オレ、本当は これが欲しかったんだよねぇ」

「クラスの子が、別のヒーローのふりかけを持っていたんだ」

仮面ライダーのふりかけは、オレだけかなぁ?いな、A君ももってたかなぁ?」


「見て!いろんな種類があるって、袋に書いてある!明日の弁当には何をもっていこうかな」


「よし!今から決めておこう!」


「お母さん、弁当にご飯入れてよ!そうしないと、ふりかけ使えないからね!」


「オレ、これ欲しかったんだよね!」


「クラスの子が別のヒーローのふりかけ・・・」


話が、ループしている。


足がスキップしている。


今日、幼稚園の遠足。お弁当と一緒に赤い袋の仮面ライダーふりかけを持っていった。


週明けの、いつもの盛大な登園拒否モードは一転 「早く幼稚園行こう!」と。


幼稚園までの道のり。話は、仮面ライダーのふりかけについて。


「B君も、オレと同じ仮面ライダーのふりかけあるって言ってた」


「お母さん、ちゃんとお弁当にご飯入れた?」


「ふりかけ、赤い袋に描かれた仮面ライダーの名前は何だか知ってる?オレは知ってるけどね~」


そんなテンションのまま、いつもは嫌がる幼稚園の門を1人でくぐっていった。


さて、この仮面ライダーふりかけ効果は いつまで続くか。


そういえば、私は 昔、何のふりかけが欲しかったんだっけなぁ。ゴレンジャーだったか、キャンディキャンディだったか。


そういえば、私はこんな風に喜びを表に出すのを最後にしたのは いつだったか。


こんな喜びかた、私もしてみようかなぁ。怒るのは、得意中の得意なんだけど。


さて、口角をこう上げて。スキップを・・外でしたら・・パトカーのサイレンが聞こえそう。

冷めたコーヒーが思うこと

ここ数年、ほとんど食べなかったお菓子を ここ数日食べている。

ケーキとかの上品なものではなく、煎餅とかポテトチップスの類い。

それも 1枚や2枚のかわいい量ではなく、1袋とかいう身体に悪い量。

当然ながら、夏に2か月かけて3キロ減った体重は2日で戻る。そして減らない。あぁ無情。

そして食事量も増えた気がする・・いや気がするではない。確実に増えた。

あまり空腹じゃないのに、なんとなく手が出る。ガマンしたとしても、子どもが寝た後に食べる。

もちろん、いけないと分かっている。分かっているのに!

今、子どもたちの習い事を待ちながら ハンバーガー店でコーヒーをすすり ブログを書いている。

周りからは、ハンバーガーやポテトフライのいい香り。食べている人は、皆スレンダー。

我が家の台所にある大根の煮物を思い出す。

夕食に食べようと思っていた大根が、このハンバーガーの香りを嗅いでいると何だか貧相な食べ物に感じてくる。

こういう一瞬の気の迷いで、揚げ物を買ってしまい後から後悔するのだ。

こんな、ありきたりな文章を書いている今、履いているジーンズがキツイ。

たしか、先週はキツくなかったはずなのに。

大根を食べよと天使が囁き、揚げ物は旨いぞと悪魔が誘惑する。

テーブルの冷めたコーヒーだけが「そんなこと、どうでもいいさ」と言ったいるみたいだ。

父の誕生会

少し前の週末、実家で父の誕生会をひらいた。父は、81才になった。


15年ほど前に 心臓、前立腺癌を立て続けに患って 太っていた身体はみるみる痩せていった。


止まらなかった食欲は、私の1食の量を1日かけて食べるようになった。


いつも 身体のどこかが痛むと言い、180センチの身長は腰が曲がり、目線が私と同じくらいになった。


何度も同じことを尋ねるのでイヤになると、母がたびたび愚痴をこぼす。


10年ほど前から 近所の小学校に、月2回ソロバンを教えに行っている。


入学式や卒業式に来賓として呼ばれるのだそうだ。学年の終わりには担当クラスから感謝の色紙をもらってくる。


パソコンどころか電卓もない時代の会社員には 必須だったらしい。「昔取った杵柄さ」と笑った。


その日、誕生日カード1枚に 家族でメッセージを書いて渡した。


料理は 父の好きな寿司と、揚げ物をスーパーで妹が買ってくれた。


糖尿もある父だが、今日くらいケーキが必要だろうと 妹がこれまた気をきかせて買ってきてくれた。


気のきかない姉(私)とその子どもは、ずっと実家でゴロゴロしていた。


ゴロゴロしていたお詫びに、ハッピーバースデイの歌を子どもたちと大きな声で歌った。


父は「いやぁ、有り難う、有り難う!」と言って笑っていた。


歌い終わってすぐに、子どもたちは我先にと料理に手を伸ばした。 

「兄ちゃん、食べ過ぎ!それ、残しておいて!」
「そのお寿司なぁに?食べたい!」
「オレも~!」
「ダメ!オレが先!」


「・・・まだあるから!落ち着け~!!」私が一喝。


ハイエナのごとき食争い。普段、一応 それなりに食べさせているつもりだがなぁ・・まったく。


父は、自分の食事より 子どもたちや、私たちに何度も「(遠くにある)料理は取れるか?」
「こちらに、まだ料理があるぞ」
と、気をまわし続けた。


そんな気遣いも、体調を崩した ここ数年のこと。


昔は、母が揚げた天ぷらを揚げたそばから手を出して 家族の分をすべて食べてしまっていたのに。


それが、今は1つ食べては箸をおき「お父さん、もう少し食べなよ」と母に言われて、半口食べ「皆、食べてるか?」と気遣って「大丈夫だから、お父さん食べなよ」と、また母に言われて「いや、オレは食べてるよ」と。


数日前に、病院で癌の転移を言われたらしい。


最近まで、ショックで口をきかなかったと母が教えてくれた。


父は「オレは100才まで生きる」と、数年前に宣言した。


自分の父親が若くして、あっけなく逝ってしまい父は苦労したらしい。


「自分の父親の年齢を越すことが目標だった」と、いつだったかポツリと言ったことがある。


誕生会のその日、父は何度も「有り難う」と言った。


いい日だった。