吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

壁越え記念日

2学期が始まってから、毎朝「幼稚園行きたくない」と言い、幼稚園でも「帰る~!!」と絶叫と暴言と大立回り。


それが末っ子6才の息子の、ルーチン。


「ママと一緒じゃないとムリ」というので 私も幼稚園のクラスの隅に一緒にいたり、園庭で遊んだり、給食を一緒に食べさせてもらったり。


たまに幼稚園に1人でいられても、帰宅してまもなく お迎え要請の電話はすぐに入るし。


そんな1か月半。


それが、昨日から

「早く幼稚園行きたい」
「幼稚園の送迎バスに乗る」

と、ニコニコしながら園服を着て上機嫌で行き帰りするようになった。


憑き物がおちたかのような、人格交代?したかのような。


そう、以前の幼稚園に行っていたときのような息子に戻ったのだ。


すごくビックリしたし、もちろん嬉しいし、やっぱり安心した。


だが、どこか心の底から まだ喜べない、安心できない自分がいる。


何故って、昨日の朝は「家から出ない!」と大の字になって拒否し「スーパーに行く」といって連れ出し、車に乗せて幼稚園へ。


案の定、幼稚園の門の前で「帰る~!スーパーに行くんだぁ」と叫びながら 先生に引きずられていった。


この分では、昼前後には お迎え要請の連絡が入るだろう。たぶん。そう、いつものことだ。


ところが、連絡はこない。


連絡がきたのは、昼食時間も過ぎた13時半過ぎ。はいはい、今から迎えに行きますよ~と、思ったら


「息子さん、バスに乗って帰りたいと言っています。明日からもずっと行き帰りをバスに乗りたいと言っています」と。


「・・はぁ・・そうですか」
思いもしなかった連絡に、私は よく話が呑み込めず返事がちゃんとできなかった。


そして 兄姉帰宅よりも1時間遅く 家の近所のバス停へ迎えに行った。


きっと、むくれてバスから降りてくるにちがいない。


しかし、息子は笑顔で降りてきた。


今朝も、同じバス停の子と追いかけっこをしながら待った。


途中「お母さん、他のお母さんと もっとお喋りしなよ!ほらぁ!」と、人の心配までしてくれる。


何があったのか分からない。


壁を越えたみたいだ。たぶん。


きっと、この1か月半の攻防のことを 後々、息子は覚えていないだろう。


壁を越えたお祝いに、私はずっと先延ばしにしていた病院に行き、帰りにカフェでブログを書いている。


未来のいらぬ心配をするより、まずは喜ぼう。


こうやって、ブログを書いていたら、そう思えた。


だから、今日は、いや昨日か?壁越え記念日。

他人の懐具合

我が家の3人の子どもたちの誕生日は、毎回 義両親を招いて 食事をし、その後に好きなオモチャを義両親に買ってもらう。


11月は、7才の娘の誕生日。翌月はクリスマスもある。


誕生日が近づくと、娘は誕生日プレゼントと共に 寒い雪の国からくるサンタクロースからもらうクリスマスプレゼントも あれこれ考え始める。


先日「お母さん、私ねぇ サンタさんにゲーム機もらうんだぁ」
と、ニコニコしながら報告があった。


今まで、夫がだいぶ前に使っていたゲーム機を使っていたが 兄の持つ新しいゲーム機が欲しくなったようだ。


そして、その欲しいゲーム機は 兄のものより新しい最新版らしい。


最新版・・高いだろうなぁ。


ちょっと意地悪な心が「欲しいなら、誕生日にじいじとばあばに買ってもらったら?その方が早く遊べるよ?」


そう言ったら
「ダメだよ!ゲーム機高いんだよ。じいじとばあばのお金かなくなっちゃうでしょ?」


ほぅ・・祖父母の懐具合を考える年頃になったのかぁ。


「サンタさんは 世界中の子どものプレゼントを買うくらいお金持ちだから、高いのはサンタさんにもらうの!」


できればね サンタも安い 方がいい

部屋出のその後

先日、10才の息子が念願の「自分の部屋」をもち、夜は その部屋で寝たことをブログに書いた。


息子に与えた部屋は和室。


自分の部屋で1晩寝た翌晩、7才の妹と6才弟が 兄の部屋の押し入れで寝たいと言い出した。


兄は快諾。
その夜は、兄の部屋で兄妹弟の3人が寝ることになった。


3人で楽しそうに、寝るスペース確保のため 荷物を一部運び出した押し入れに 寝室から弟妹の毛布を移動した。


「押し入れのふすまは開けておいて、皆でお話しながら寝ようね」

「怖いから、ずっと電気つけといていい?」

「ねぇ、ねえ、お母さんいないから 皆でここでゲームしちゃおうよ」


3人で「シーッ!静かに」と言いながらの密談は、嬉しいのか声がおおきくなり すべてダダ漏れ


子ども3人と、私が寝ていた部屋は そんな訳でずいぶんと広くなった。


「こりゃあ、今夜は大の字で寝られるわい!フフフ!ラッキー!」


昨晩、10才がいなくなった寝室が寂しいと感じたのは どこのどいつだったか?


1晩で寂しいが 嬉しい!ラッキー!に変わるとは。


我ながら薄情だと想いつつ、今夜は部屋で1人だ。


私も、部屋で夜更かししようかと心のなかでニヤついていた。


入浴後「おやすみぃ~」と、私と子どもたちは別れて それぞれの部屋に入った。


私の枕元には、いつもはない単行本が1冊。


さて、まずは これを読みながら・・と寝転んでページを開き 1ページ読んだあたりで


ドタドタ!と、足音がこちらへ向かってくる。


私の部屋のドアを開けたのは、毛布と枕をひきずってきた6才の息子。
「やっぱり、ここで寝る」「おはなし、読んで」


ありゃ。1人の夜は あえなく終了。


単行本をおいて、おはなしにシフトチェンジしようとしたところで またドアが開く。


いたのは、7才の娘。「やっぱり、私もここで寝る」


やれやれ。やっぱり、あの部屋は兄ちゃんだけの部屋だな。


と、ドアを閉めようとしたら「なんか、眠れない」と、10才の息子も布団一式持ってリターン。


3人で密談した計画は、5分で破綻。


部屋出は、1晩で終了。


持ち出した布団と毛布をすべて元に戻し、いつもの場所で、再度「おやすみぃ」


おかしくて笑っちゃった結末は、どこかちょっと安心して。ちょっと嬉しくて。


だけど、いつまで 1部屋で皆が寝られるのかを考えたら ちょっとだけ せつなかった。


そして、和室は 家族共有の部屋にもどりましたとさ。

おかみさぁん!出番ですよ~!

我が家の、小学校登校拒否・幼稚園登園拒否の7才娘・6才息子コンビ。


駄々はこねるが 少しずつ学校や幼稚園にいる時間が延びてきていた。


そのことに 私は、ここ最近 安心していた。油断していた。



木曜日朝8時 携帯が鳴る。幼稚園から。なにごとか?


「本日、幼稚園の運動会予行演習で お宅の息子さんが駄々をこねても人手が足りない。息子さんも安心するから予行に来て、息子さんのそばに終わるまでいて欲しい」


う~ん・・このカンカン照りのなか予行演習かぁ。
一応、私にもしようと思った仕事もあったがなぁ。


しかしながら、断固断る理由はない。


そうして、登園から3時間。朝のクラス内の行事から 息子と付かず離れずの距離で ほぼ立ちっぱなし。


先生や、PTA役員さんのように仕事があるわけではない。ただ立っているだけ。


なのに、なぜだか疲れる。


息子は すべての競技にニコニコしながら出場し、先生や役員のお母さん方からも「息子さん、頑張りましたね」とお褒めの言葉。やれやれ。


予行演習終了後、息子は幼稚園で昼食のため 私は1人帰宅。1人で昼食。


はぁぁ。疲れたぁぁ。テレビをつけながら、ボ~っと食事。


1時間半後、再び幼稚園へ迎え。その足で、小学校へ迎え。帰宅。


10分後に娘を習い事へ送り、帰宅。


下校していた10才長男を習い事に送り、帰宅。


6才息子が補助なし自転車の練習をしたいと言い出し、つきあう。


練習終了5分後に娘を迎えにいき、帰宅。


30分後に長男を迎えにいき、帰宅。


10分後に、菓子を買いたいという子ども3人連れてスーパーへ。菓子が決まらず、兄弟ケンカをして スーパーに1時間滞在。帰宅。


幸いなのは、習い事もスーパーも自宅から5分以内であること。


ちょっと不幸なのは5分以内の習い事の場所に、子どもたちが1人で行こうとしないこと。


でも、昨今の犯罪とか考えると・・まぁ送迎はしたほうがいいのか。


それにしても、疲れたぁあ。日頃の不摂生と、年齢を呪う。


だがしかし、このときは まだ分かっていなかった。翌日にもあんなことが待っていようとは。


翌日の金曜日は、娘の遠足。行き先は、隣県の科学館。


娘は 悩んだ末に遠足に行くと決めたが、当日学校に送っていくと「科学館にはいきたいが、皆とバスには乗れない」と泣きだした。


急遽予定変更。


まず6才の息子を幼稚園に送り届け、そこから娘の遠足先へ高速をつかって、片道1時間半。マイカーのハンドルをにぎりバスをおいかける。


皆から遅れること2時間で、なんとか合流。


しかし。しか~し、話はここで終わらない。


合流して15分。
娘「お家に早く帰りたい」と泣く。


昔、キムタクのモノマネ芸人がつかっていたフレーズじゃないが「ちょっ、まてよぉ!」を言いそうになるのを、なんとか かんとか飲み込んで15分前に歩いた道を戻る。


駐車場に行く前に、来場記念スタンプを押して 売店でアイスクリームを買った。


固い表情だった娘が、ようやく笑った。


駐車した車のなかで アイスクリームと弁当を食べて、また1時間半の道を走る。


娘、昨夜は弁当を誰と食べようか、お菓子交換楽しみだとウキウキしていたのになぁ。


帰宅した家では 朝食の洗われていない皿、フライパン、洗われていない洗濯物が待っていた。もちろん、掃除なんてしているはずもない。


1時間後には、幼稚園へ迎えが待っていた。


翌日は、幼稚園の運動会が待っていた。


幼稚園へ迎えまでの1時間を家事にあて・・るはずはなく、私は寝た。

お弁当、お弁当 うれしいな

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その朝も、息子 6才 は「幼稚園に行きたくない」と口をとがらせていた。


そんなときの母の返しは決まっている。

「じゃあ、お母さんが代わりに幼稚園行こう~っと」

「きみは、お母さんの代わりにお仕事よろしく~!」


1人ぼっちはイヤな6才は「ヤダ~!」となって、そんなことを繰り返しながら幼稚園の門に到着。


というのを、毎朝毎朝繰り返している。


その日は、幼稚園がお弁当持参の日だった。


「今日は、幼稚園にお弁当を持っていかなきゃ!きみが行かないなら、お母さんのお弁当作って!」


当然「できない!」「イヤだ!」と言うと思ったら「わかった!作るよ!」と予想外の返事。


「お弁当の入れ物どこ?」ムスッとしながら尋ねるので、いつも常備菜をいれている保存容器をだす。


朝食の残りもの数種類を、そのまま詰めようとするので 弁当用のシリコンカップも出して「ここにおかずを詰めたら?」とアドバイス


「お~!これはオレの弁当に入っているのと同じ!これは使えるぞ!」

息子、乗り気になってきた。


「お母さん、何色のカップがいい?」(任せるよ~)

「お母さん、嫌いなお野菜ある?」(ない。任せるよ~)


食べる人の意向を聞いてくれる、お弁当屋さん。


見ていた姉7才も、弟の様子が気になって手伝い始める。


「弁当に朝食の残りを入れる」ことに懸命な、姉弟のお弁当屋さん。


しかしながら、入れるおかずは 悲しいかな少ない。
当然ながら、弁当箱がスカスカ。


冷蔵庫に 調理せずに、すぐに弁当箱に入れられる食べ物はない。
さて、どうしたものか。


姉弟 顔をよせあい、弁当箱を眺める。


そのうち、姉が「冷凍庫のソーセージを入れよう!」とアイディアを出し 弟も賛成。


冷凍庫のカチコチに凍ったソーセージを、レンジであたためる。


どうやら、ソーセージでタコの型を作りたい様子。


でも、温めただけのソーセージは タコの型にはならない。


アドバイスしようとしたら、7才姉がソーセージをナイフで半分に切って 100均のプラスチックのピックを刺した。


タコの型にしたソーセージの上の部分に、いつも ピックを刺すのは私のやり方。それを真似したのだ。タコの型にはなっていないけれど。


そのピックの刺さったソーセージを、何本も何本も 弁当箱の空いている部分に詰め込んだ。


それが、上の写真。


そして、下が翌日 7才姉が また作ってくれた お弁当。


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さて、これが 母に作る 最後の弁当にならねばいいがなぁ。

スポーツの秋は、階段の秋

今週のお題「○○の秋」

「スポーツの秋」万年運動不足なのに、運動嫌いの万年三日坊主の私には ちょいと耳が痛い。


だが、運動をしなければならない身体と年齢である。


なので「ながら運動」をすることにした。


引っ越し先のマンション6階まで階段を使うようにした。


もちろん、

重い荷物を持っているとき、
急用、
子どもと一緒のとき(階段を子どもが承諾すれば階段で)

はエレベーターを使って良しという特例つき。


たいてい、3~4階「まだ半分か」「残りもう半分だ」と階数を確認。


そのあと スイスイと6階まであがるときもあれば、

フーフー息を切らし「まだか?6階数まだか?」のときもあり、

フーフー言いながらも、途中の踊り場で見慣れてきた周囲を見渡す余裕があるときも。


ついエレベーターの前まで行って「いや、この階段の1回で脂肪が数グラムなくなるかも」と、回れ右することも。


上りよりは楽だが、6階から下りるのも 最初のうちはクルクルと螺旋状の階段に軽いめまいがした。


平日は、これを3往復以上。


これが、私のタプタプの身体には「焼け石に水」だろうが、しないよりはマシだろうと 三日坊主が珍しく2か月続いている。


今の家は 近くに大きな木など緑が多いせいか、階段の踊り場に虫がよくいる。


夏にはセミが各階にいたし、蛾はいつも何処かに張り付いている。


この前は、派手な柄の芋虫がいて 子どもたちが3人して悲鳴をあげた。


汗だくでの階段の上り下りは、ずいぶん涼しくなったので楽になった。


秋の風を感じながら 自分の励まし、愚痴を言ったり、小声で歌を歌いながらの階段の上り下り。


46才の階段の秋。進行中。

10才の部屋出

10才の息子が 引っ越しが決まってから「自分の部屋が欲しい」と言い出した。


居間の隣の和室はどうか?と言ったら、即OK。


部屋の出入口は、ふすま。もちろん カギなどつかない。


部屋のなかは 兄弟の洋服箪笥、オモチャの棚、仏壇、それに沢山の物が入った押し入れつき。それでも良いというので契約成立。


しかし、その和室は 引っ越してから、つい最近まで 片付かない段ボールが置きっぱなしになっていて、なかなか息子の部屋にはならなかった。


長い間、置きっぱなしになってしまったのには 息子が「部屋を早く片付けろ」と催促をいっさいしなかったことに甘えていたこともある。


もう、一人部屋のことなど忘れてしまったのだろうか?


そんなとき、息子の友達が家に遊びに来るというので 放置し続けたら和室を慌てて片付けた。


きれいになった和室に「今日から、ここをオレの部屋にする。夜はここで1人で寝る」と息子。


自分で、私と弟妹と一緒に寝ていた部屋から 布団を運びこんだ。


そうして、夕食が済むと 和室に敷いた布団に横になったかと思ったら、そのまま寝てしまった。


着替えもしないで。気持ち良さそうに。


なんだ。なんだ。生まれてから、ずっと一緒に寝ていたのに。


なんだ。なんだ。呆気ないほど簡単にでていって、簡単に寝ちゃうんだなぁ。


別に1人暮らしを始めたわけじゃない。前の部屋から数メートルの距離の部屋に、夜は寝るってだけ。


分かってるさ。


6才の末っ子が駄々をこね始めた。

「オレも部屋が欲しい!」

「お風呂場の前?ヤダ!濡れるもん!」

「居間?夜、テレビ見ちゃダメでしょ?ヤダ!」

「玄関?誰か来たら怖いもん!カギ閉まっててもヤダ!」


みかねて「兄ちゃんが寝室からいなくなって寂しくだけだろ?」と、夫が苦笑まじりに言った。


こういうとき、末っ子より主張する娘が静だなと思ったら、兄がいなくなって少し広くなったへやで既に夢の中。


ごねまくった末っ子は、入浴をして歯磨き、寝間着になった頃には 、私の隣で寝息をたてていた。


電気を消した寝室が、いつもより暗く 外の車の音がよく聞こえる気がした。


翌朝、起きてみると、いつも通り 誰よりも早く 居間で息子はテレビをみていた。


「よく寝られた?」と尋ねたら
「あぁ、うん」


「これからずっと、和室で寝る?」
「あぁ、うん」


いつも通り、テレビに夢中の空返事。


少し違う夜のあとは、いつも通りの朝だった。