吾輩はズボラなるままに

中3、小6、小4の3児のママです。子ども全員明るく不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

壁越え記念日

2学期が始まってから、毎朝「幼稚園行きたくない」と言い、幼稚園でも「帰る~!!」と絶叫と暴言と大立回り。


それが末っ子6才の息子の、ルーチン。


「ママと一緒じゃないとムリ」というので 私も幼稚園のクラスの隅に一緒にいたり、園庭で遊んだり、給食を一緒に食べさせてもらったり。


たまに幼稚園に1人でいられても、帰宅してまもなく お迎え要請の電話はすぐに入るし。


そんな1か月半。


それが、昨日から

「早く幼稚園行きたい」
「幼稚園の送迎バスに乗る」

と、ニコニコしながら園服を着て上機嫌で行き帰りするようになった。


憑き物がおちたかのような、人格交代?したかのような。


そう、以前の幼稚園に行っていたときのような息子に戻ったのだ。


すごくビックリしたし、もちろん嬉しいし、やっぱり安心した。


だが、どこか心の底から まだ喜べない、安心できない自分がいる。


何故って、昨日の朝は「家から出ない!」と大の字になって拒否し「スーパーに行く」といって連れ出し、車に乗せて幼稚園へ。


案の定、幼稚園の門の前で「帰る~!スーパーに行くんだぁ」と叫びながら 先生に引きずられていった。


この分では、昼前後には お迎え要請の連絡が入るだろう。たぶん。そう、いつものことだ。


ところが、連絡はこない。


連絡がきたのは、昼食時間も過ぎた13時半過ぎ。はいはい、今から迎えに行きますよ~と、思ったら


「息子さん、バスに乗って帰りたいと言っています。明日からもずっと行き帰りをバスに乗りたいと言っています」と。


「・・はぁ・・そうですか」
思いもしなかった連絡に、私は よく話が呑み込めず返事がちゃんとできなかった。


そして 兄姉帰宅よりも1時間遅く 家の近所のバス停へ迎えに行った。


きっと、むくれてバスから降りてくるにちがいない。


しかし、息子は笑顔で降りてきた。


今朝も、同じバス停の子と追いかけっこをしながら待った。


途中「お母さん、他のお母さんと もっとお喋りしなよ!ほらぁ!」と、人の心配までしてくれる。


何があったのか分からない。


壁を越えたみたいだ。たぶん。


きっと、この1か月半の攻防のことを 後々、息子は覚えていないだろう。


壁を越えたお祝いに、私はずっと先延ばしにしていた病院に行き、帰りにカフェでブログを書いている。


未来のいらぬ心配をするより、まずは喜ぼう。


こうやって、ブログを書いていたら、そう思えた。


だから、今日は、いや昨日か?壁越え記念日。